なんとニールセンは、25年前と同じ衣装を今作でも着こなしているという。
狂気的な双子の皇帝のひとり、カラカラを演じたフレッド・ヘッキンジャーは、ゴージャスな衣装について「1作目も手がけたすばらしいデザイナーが手がけたゴージャスな衣装を着用できたことを喜び、「ありとあらゆる一流のスタッフ、監督のもとで力を結集して作品を作り上げる中で、衣装は第一歩として非常に重要な位置を占めている」と分析した。
プロデューサー陣の熱いコメントも
さらにプロデューサー陣からも熱い思いが語られる。
ダグ・ウィックは「観客の皆さんに時間を費やしていただき、キャストに演じていただく価値のある作品にたどり着く」まで、5年かけても10年かけても「まだダメだ」と熟考を続け、ようやく辿り着いたのが今作であることを説明。
ルーシー・フィッシャーは「最高のキャストに集まっていただけた」と出演陣に感謝を示し、「撮影中にデンゼルは脚本になかったユーモアを見出し、映画に投影してくれた」とデンゼルのアドリブ力を称えた。フィッシャーは「黒澤監督などの日本映画で育った」とも話してくれている。
リドリー・スコット監督と10年以上のタッグを組んでいるマイケル・プルスは袴姿で登場。「ありがとうございます、マイケルです。よろしくお願いします」と日本語であいさつし歓声を浴びると、「日本のウイスキーを飲んだりもしながら、何千時間も費やして脚本を練りました」と振り返り、改めてキャスト&スタッフを称賛し、「2024年に改めて楽しんでもらえる映画」と太鼓判。
プロデューサー陣はパラマウント社の尽力にも感謝を述べていた。
登壇キャンセルのポール・メスカルからもメッセージ
実は主演のポール・メスカルも登壇予定であったが、残念ながら個人的な事情で参加がキャンセルとなってしまった。しかしそんなメスカルからはショートビデオという形で観客にメッセージが届き、「まずは今夜、個人的な事情で皆さんのところに行かれなかったこと、申し訳ないです。すばらしい街に最高のお出迎えをしてくれてありがとう。映画を楽しんでもらえたら嬉しいな。また必ず戻ってこれたらと思います」と語ってくれた。
伝説の傑作の続編、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は11月15日(金)より全国公開。