CMや番組への起用で性加害問題の影響がいまだ続いており、人気グループであればオファーはあるものの、知名度のない若手は先が見えない厳しい状況となっている。二宮や岡田らのように事務所の看板に頼らなくても仕事ができるなら独立という手があるが、そうでない場合は離脱するなら別事務所への移籍が現実的。しかし、引き抜きにも見えるTOBEへの移籍は躊躇するタレントがおり、そもそもトップの滝沢氏とのパイプがないとTOBE入りは難しいという事情もある。結果、動くに動けなくなったタレントが少なからずいるようだ。

 そんな中、発売中の「女性自身」(光文社)が「中居正広が新マネージャーを募集して事務所を拡大し、旧ジャニーズ離脱タレントの受け入れも視野に入れている」と報道。旧ジャニーズから枝分かれしたSTARTO社、滝沢氏のTOBE、元SMAPの香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の「新しい地図」などと並ぶ新勢力になるのではと推察されている。

 中居は2020年に旧ジャニーズ事務所を退所し、以降は自身が代表を務める個人事務所「のんびりなかい」の所属として活動。長年の付き合いであるマネージャーは旧ジャニーズから出向しているといわれ、中居は「タレントは自分1人、社員も経理1人くらいしかいない」と小規模な事務所であることをたびたび明かしていた。

 しかし、中居は個人事務所でありながら4本のレギュラー番組を抱え、今年9月からはソフトバンクのCMが大々的に展開されている。小規模事務所であっても大型案件をこなせることを証明したといえそうだが、さらにマネージャーを募集するとなると、確かに事業規模の拡大を計画しているのではと思えてくる。