滝沢氏は旧ジャニーズでジュニアを統括する要職にあったが、2022年秋に突如として退社。後任となった井ノ原快彦が「彼はほとんど誰とも話さないまま、出ていってしまった」「引き継ぎもなかった」と明かすなど、旧ジャニーズ側が不満を隠さなかったことから「円満退社ではない」とみられていた。
滝沢氏は昨春、新事務所「TOBE」を立ち上げたことを発表。元V6の三宅健、旧ジャニーズ時代にIMPACTorsとして活動していたIMP.、元Kis-My-Ft2の北山宏光、元King & Princeの平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太らが続々とTOBEに移籍し、一部では「引き抜きではないか」との指摘もあった。音源リリースが始まったほか、3月には所属タレントが勢ぞろいする東京ドーム公演を予定しており、ボーイズグループ系事務所として旧ジャニーズとは事実上の競合関係になっている。
そうした事情から、業界内では「旧ジャニーズとTOBEは共演NG」という認識が広がっていた。しかし先述の記事の通りであれば、そんなタブーは存在しなかったことになる。
これによって光明が見えてきたのが、岸の『鉄腕DASH』出演継続だ。岸は米作り企画や新宿での養蜂企画などで準レギュラーのような立場となっていたが、昨秋に旧ジャニーズを退所してから番組に出演しなくなった。同番組はメイン出演者のTOKIOを中心に旧ジャニーズが大きくかかわっているため、これまでなら降板となるのが通例だ。
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