7月7日に東京都知事選挙、鹿児島県知事選挙の投開票日が控えており、選挙に対する有権者の熱が高まっている。とはいえ、政治への期待感や興味関心が薄れ、投票場に足が向かない人も少なくない。ただ、NHK連続テレビ小説『虎に翼』(月~金曜あさ8時~ほか)の7月1日から始まった第14週「女房百日 馬二十日?」を視聴すると、いかに投票することが必要なのかを感じざるを得なかった。
日本初の女性弁護士・三淵嘉子氏が主人公のモデルになっており、佐田寅子(伊藤沙莉)が法曹界で奮闘する姿を描いた本作。今週の「女房百日 馬二十日?」では、寅子は初代最高裁長官・星朋彦(平田満)の著書の改稿作業を手伝うことになり、星の息子・航一(岡田将生)と一緒に作業に取り組んだ。
2日に放送された第67話で、星長官が寅子の恩師・穂高重親(小林薫)に最高裁判事就任を依頼した時の会話を、航一から聞かされる寅子。星長官は「出がらしにだからこそできる役目や、若いやつらに残せることがあるんじゃないかい?」と穂高を説得していたという。それを聞いた寅子は「その時の自分にしかできない役目みたいなものは、確かにあるのかもしれないわ」と話した。