改名をきっかけに飛躍を遂げる芸人は少なくない。
古くは、くりぃむしちゅー(元・海砂利水魚)とさまぁ~ず(元・バカルディ)がともに『新ウンナンの気分は上々。』(TBS系)の企画内でコンビ名を改名。当時、駆け出し中だった2組のファンの中には戸惑いの声も少なくなかったが、改名から24年経った現在ではすっかり定着している。
また、かまいたちもデビュー時は「鎌鼬」という漢字表記だったが、『ふくらむスクラム!!』(フジテレビ系)にレギュラー入りしたタイミングでひらがなの「かまいたち」に改名。こちらも後に大ブレークを果たした改名コンビである。
今回のAマッソのように、コンビ名はそのままに個人名だけ改名して成功した例もある。
ダイアンのユースケはデビューから19年間、本名の西澤裕介で活動してきたが、上京した翌年の19年3月の『いろはに千鳥』(テレビ埼玉)を機に改名を発表。その後もしばらくは相方の津田篤宏を含む芸人仲間から「ニシザワ」と呼ばれ続けていたが、ようやく板についてきたようだ。こちらも改名後の昨年、『FNS27時間テレビ 鬼笑い祭』(フジテレビ系)の総合司会を務めるなど、飛躍を果たしている。