――アン ミカさんにもそんな時代が…。
アン ミカ:東京に出てきて、ちょっといつもよりいい家賃の場所に住んで、自分の空間を初めてリッチにしたんです。
大阪時代はずっとルームシェアだったんです。一人暮らしをする勇気が出なかったのと、節約するクセがついていたのもあって、何かうまく廻らなくて。
でも、東京に来て初めていいところに自分ひとりで住んで、玄関からリビングまで、本当に好きなもので揃えてみたんです。自分の心が豊かになるものに囲まれて暮らす喜びを知った瞬間に旦那に出会い、Keikoさんにも出会ったんですよ。
Keikoさんも仰っていた細胞が喜ぶ空間を作るって大事だなって、改めて感じました。
◆ミカちゃんとの出会いこそが運命的(Keikoさん)
――では、Keikoさんの中で「これは運命的!」と感じたエピソードがあれば教えてください。
Keiko:私はずばり、ミカちゃんに出会ったこと。というのも、あのマナー教室を受講したのって、実は自分の意志じゃなくて、当時つきあいのあった実業家の友人にせがまれてなんですよ。「一人じゃ心細いから一緒に受けて!一生のお願い!」って泣きつかれて、半ば渋々受講した感じだったの。
アン ミカ:そうだったんですか!知らなかった。
Keiko:でも、それでミカちゃんと出会って。しかも、これから結婚するっていう人が私の知り合いだったし…。いろいろ重なっているな、と感じましたね。その後にミカちゃんから紹介された女性とも、10年くらい一緒にお仕事させてもらっているし。そういう意味で、ミカちゃんとの出会いこそが運命的だったんじゃないかな。
◆ワクワクを信じて運命を手繰り寄せる
――出てくるエピソードすべてが神がかっている気がします(笑)。こんな素敵な巡り合いを引き寄せられる秘訣はどこにあると思いますか?
アン ミカ:素直でいることじゃないですかね。みんな違和感を感じているのに、未来が怖いからって動かないことがあるじゃないですか。