女優・奈緒が主演を務めるTBS系連続ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』が話題となっている。
同ドラマは結婚式当日に彼氏に逃げられたアラサー女子の佐藤ほこ美(奈緒)が、人気グループ・Kis-My-Ft2の玉森裕太扮する謎の男・葛谷海里との出会いをキッカケに一念発起し、ボクシングに励むオリジナルのラブコメディー作品。
10月29日に放送された第4話は、平均世帯視聴率が5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。これまでの視聴率は5~6%台ながら、奈緒と玉森の恋愛に“クズきゅん”する女性視聴者が続出するなど注目を集めているが、芸能ジャーナリストの平田昇二氏はこう語る。
「19年に放送された連続ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)でストーカー役を熱演してブレークした奈緒さん。その後もドラマ『ファーストペンギン!』(同)や『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)などに出演し、今年に入ってからも複数本の映画で主演を果たすなど存在感を放っています。その優れた演技力は業界内外でも高く評価されており、女性視聴者からも高い支持を集めていますが、今作の『あのクズを殴ってやりたいんだ』に関しても見逃し配信のTVerでの再生数は多く、今期放送の連続ドラマの中でも屈指の注目度を誇っています」
そんな中、第4話では「人を殺した」と語っていた海里の過去が判明し、ボクシングを辞めた7年前の事故の詳細が描かれた。
「海里は尊敬していたジムの元先輩との対戦で死闘を演じ、最終ラウンドで渾身のカウンターパンチからのアッパーでダウンを奪いました。試合は判定決着で海里の辛勝となったものの、直後に先輩が倒れてそのまま死亡。そのトラウマから海里はボクシングを拒絶するようになったことが明らかになります。この“真相”を受けて、『ボクシングの試合でこういうことになっちゃった場合、責任は殴った側にあるの?』や『そういうのを止めるためのレフェリーやセコンドじゃないの?』などインターネット上では視聴者からの海里に対する同情的なコメントが飛び交いました」(テレビ誌ライター)