AKB48の中心メンバーだった篠田は、卒業後も女優、モデル、タレントとして売れっ子に。2019年には結婚して翌年には第一子が誕生し、翌年にはベストマザー賞に輝くなど順風満帆だったが、その後、不倫騒動が持ち上がって昨年3月に離婚を公表し、イメージに傷がついた。ただし、篠田には若手には持ち得ない強い武器がある。抜群の「知名度」だ。
AKBと『おむすび』の共通点
エンタメウォッチャーの大塚ナギサ氏はこう語る。
「自らのスキャンダルで露出がガクッと減った篠田さんですが、知名度は超一流。テコ入れに地元出身の篠田さんを使えば、いろいろな意味で話題になるのは確かです。
篠田さんは地元への愛着は強いようなので、福岡でタレント活動をすれば無敵でしょう。近年、地方に活路を見出し、その土地の“ご当地タレント”になる例が相次いでいて、福岡でも元モーニング娘。の中澤裕子さんのほか、波田陽区さん、ゴリけんさん、パラシュート部隊などがテレビに出まくっていますが、篠田さんならキャラは被らない。彼女が福岡に来れば地元テレビ局は大歓迎では。
ちなみに篠田さんがAKB48のメンバーとしてデビューしたのは2006年です。一方『おむすび』で主に描かれているのは2004年以降です。主題歌を歌うB’zが“平成を代表する”ということで起用されたのだとしたら、ドラマ内でAKB48が大活躍していてもおかしくない。起用が難しくても、作中でAKB48の映像が流れたり、CDジャケットが映し出されたりといった形で篠田さんが登場するぐらいなら面白いと思います」
現状、『おむすび』は失うものが無い状況だが、“マリコさま”の地元凱旋はあるのか。