柴田英嗣が止めに入って大事には至らなかったが、児嶋は後に「10分を過ぎたころから殴ろうと決めていた」と明かしている。
山崎のムチャ振りは、舞台上だろうが楽屋だろうが、お構いなしだった。当時のプロダクション人力舎のライブ楽屋といえば、アンタッチャブル、アンジャッシュ、ドランクドラゴン、東京03、おぎやはぎ、ゆってぃといったタレント揃いだ。それだけのメンツを震え上がらせていたのだから、恐ろしい限りである。
最近では「カメラが回ってるときにやろうと思いました」と、多少は自重するようになったという山崎。だが、この日のエンディングでも「順番にスキップでスタジオから退場してほしい」という中居の振りに1番手でふざけ倒し、続く小木と伊集院に多大なプレッシャーを与えていた。
「おまえのそれで同期の後輩けっこう辞めてるからな」
伊集院のツッコミは、事実である。
(文=新越谷ノリヲ)