⑥「高校受験」(テーマ:思い出)
①おはようございます。〇〇です。皆さんは、仕事などで失敗をした経験はないでしょうか。1つや2つはパッと思い浮かんだのではないでしょうか。
私には、数えきれないほどの失敗があります。その失敗の中でも、一番最初に苦しい失敗をしたのは、高校入試でした。
②当時、私の成績で受かるか受からないかギリギリの高校を受験しました。塾の先生も、学校の先生も、1つ下のレベルの学校を勧めてくれていたのですが、今から思えば、少し意地になっていたのだと思います。
どうしてもその高校を受ける、と反対を押し切って受験したのです。結果は不合格でした。やっぱり先生方の言う通り、1つ下のレベルの学校を受験しておけば良かったかもしれないと後悔もしました。
受験勉強を応援してくれていた両親にも申し訳がなくて、どういう顔をしたらいいかわかりませんでした。そんな時に、「やる価値のあることは、失敗したとしても価値がある」と父がふと私に言ったのです。
何のことかわかりませんでしたが、外国のことわざだったそうです。その時は意味が分かりませんでしたが、父がやる価値があったと言ってくれたことに感謝をしたのを覚えています。
結局は、希望の高校には行けなかったのですが、大学受験では失敗しないように、高校受験の時以上に準備をしました。結果的に、大学は第一志望の大学に入学することができました。
高校受験を失敗した時は、人生が終わったように感じましたが、あの時の失敗がバネになって今の自分があるのだと思います。
③仕事においても、同じことが言えると思います。失敗して、色んな人にご迷惑をかけてしまうのは申し訳ないことだと思います。
でも、その失敗をそのままにせずに、次回への対策へ繋げるバネにして取り組んでいこうと思っています。ありがとうございました。
【コメント】
このスピーチで750字程度の文字数です。高校受験の失敗という、少し重いテーマです。スピーチをする人は雰囲気が重くならないように、明るいトーンで話しましょう。
⑦「母校とパン屋」(テーマ:思い出)
①おはようございます。〇〇です。先日、久しぶりに母校の前を通りすぎました。当時は、毎日自転車で通っていました。
その風景が流れていくと、雨の日も自転車で通ったなとか、ここでよく友達と話したなとか、何とも言えない懐かしい感情が沸き上がってきました。
②学校を卒業して、もうだいぶ時間が経っています。それでも、思い出す景色は鮮明で、先日見た景色とそれほど変わっていなかったように思います。
私は放送部だったのですが、校舎の隅に申し訳なく建っていた放送室が、とても立派な放送室に建て替わっていたのには驚きました。学校に通っていた時は、放送室の隣に来るパン屋さんでパンを買って、放送室でお昼ご飯を食べていたものです。
今ではもう、そのパン屋さんは来ていないと聞き、時代が流れていることをひしひしと感じました。変わっていないようにみえて、私が卒業してから少しずつ変化していたんですね。
学校の自販機でコーヒーを買って飲みながら、懐かしさを感じるとともに、お前も変わっていけよと母校に言われているような気がしました。
③人生で躓いてしまったり、思うようにいかずにどうしたらいいかわからなくなってしまう時はよくあると思います。それこそ、青春時代がそうであったように、今でも悩むことは多いですよね。
そんな時には、懐かしい場所を訪ねてみるのもいいことだなと思いました。もしかしたら、母校のように背中を押してくれるものに出会えるかもしれません。ありがとうございました。
【コメント】
このスピーチで600字程度の文字数です。あまり自分に浸りすぎると、ナルシストに思われてしまうかもしれません。爽やかに話せるといいですね。
⑧「資格取得への意気込み」(テーマ:仕事・会社関係)
①おはようございます。〇〇です。仕事をしていく中で、資格を取らなくてはいけなくなったり、勉強をする必要がある時がありますよね。会社の決まりで取らなくてはいけない、そんな資格もあると思います。
でも、その資格取得に挑戦してやる、そんな気持ちで挑戦してみてはどうでしょうか。私は、資格を取得するのが好きです。実は、今の仕事に関係のない資格もいくつか取っています。
②なぜ、資格を取るのかと言えば、一つはその勉強に興味があるからです。また、資格を持っていたほうが、信頼を得やすいからです。たとえば、私は営業職です。
簿記の資格を持っている私と、持っていないAさんがお客様のところに営業に行ったとします。私が、今の経営では問題がでるのでこのソフトを導入したらどうですか?というのと、Aさんが言うのとでは、信頼度が変わってくると思いませんか?
もしかしたら、Aさんの方が私より経験があって、経営の事には詳しいかもしれません。でも、お客様にそれを伝えるには何年もかかると思うのです。
③資格を持っている、というのは、わかりやすく自分の専門分野を伝えることができる武器だと思っています。さらに、身なりや話し方、人柄もプラスされますよね。
もし、営業をもっと有利にしたい、と思っているのであれば、積極的に資格取得をしていくほうがいいのではないでしょうか。営業の武器になると言いましたが、自分のキャリアアップにも繋がりますし、もちろん知識も広がります。
是非、一緒に資格取得を目指しましょう。ありがとうございました。
【コメント】
このスピーチで630字程度の文字数です。あくまで、資格取得を応援するという立場でのスピーチにしましょう。あまりにも考えを押し付けるような文章にするのは良くありません。
⑨「タクシー」(テーマ:仕事・会社関係)
①おはようございます。〇〇です。この間、久しぶりにタクシーに乗る機会がありました。タクシーの運転手さんは、面白い話を色々してくれるんですね。そのうちの、1つの話をしようと思います。
②タクシーの運転手さんによると、行き先をはっきりと告げない人はタクシーの使い方が下手なのだそうです。そんな人がいるのかと不思議に思いましたが、「とりあえず真っすぐ」という人のことをいうのだそうです。
タクシーの運転手さんは、仕方なく走り出しますが、行き先がわからないのでゆっくりと走るのだそうです。その後も、行き先を告げずに、そこを曲がってとか、ここを曲がってと指示をするそうです。
しかも、急に「曲がって」なんて言うので、「右ですか?左ですか?」と聞いているうちに角を通り過ぎてしまったりもするそうなのです。タクシーの運転手さんのほうが、ちゃんと目的地に連れて行ってくれるのか、不安になるお客さんもいるのだそうです。
そういう人の行き先に限って、誰もが知っている場所だったりするそうです。これなら、違う道で来たほうが早かったのに、と思うこともしばしばあるのだそうです。
③最初から、目的地を教えてくれれば、道を知っているタクシーの運転手さんなら、早く連れてくることができた、これは、仕事にも通じることではないかと思います。
自分達がやっている仕事が、最終的にどうなるといいのか、目的地が見えずに走り出してしまっていないでしょうか。上司に指示された通りに、指示されるままに仕事をすることは簡単かもしれません。
でも、ゴールがわからないから、ムダな仕事をしたり、違う内容の仕事をしてしまっていたりしないでしょうか。私たちも、しっかりと仕事のゴールを聞いて、もし近道をしっている人がいれば意見を聞きながら仕事をしていかなくてはいけないと感じました。ありがとうございました。
【コメント】
このスピーチで770字程度の文字数です。タクシーに乗った時の面白い話という話の始まりです。どこかに出かけた時に聞いた話というのは、ネタになりやすいものです。どこかに出かけた時は、心に留めておくとネタが見つかりやすいですよ。
⑩「新人社員について」(テーマ:仕事・会社関係)
①おはようございます。〇〇です。今日は、新人教育をしていて感じることをお話しようと思います。
②もうずっと前に担当した新人社員の話になります。同じような時期に、同じような仕事に就いたAさんとBさんがいました。教育をするにあたって、年齢層も同じだし、スキルも同じくらいだと思っていました。
そのため、同じような仕事内容を任せたのですが、半年がに2人には大きな差ができていました。Aさんは、チームのサブリーダーを任せるまでになっていました。
Bさんは、着任当時と同じレベルの仕事をしていたのです。この2人にこんなに差が出たのは何故だと思いますか。最初のスタートは同じだったはずなのです。
大きく違いが出たのは、AさんとBさんの、仕事に対する思い入れの違いです。Aさんは、自分の仕事に興味を持っていました。そのため、自分の仕事が終わった後も、周りを見て仕事を手伝っていました。
わからないことがあれば、自分から上司に質問をしていました。逆に、他にできることはないかと自分から声もかけていました。さらに、トラブルがあれば真っ先に声をかけてくれました。
Bさんは、自分の仕事はきっちりとこなしてくれましたが、それ以上の仕事を引き受けることはありませんでした。結果として、Aさんはサブリーダーに昇進しています。
③この2人の差をどのように感じますか?2人とも、仕事はきっちりとやっていたのです。それでもAさんが評価されたのは仕事に興味をもって、周りの人の仕事にも積極的に取り組んでいたからです。
残業を多くしようと言っているのではありません。ちょっと、周りに目を向けて、助け合えるところは助け合ってほしいのです。また自分から声を掛ける、というのも大切だと思っています。
ぜひ、これから声掛け運動をしていってくれたら嬉しいです。ありがとうございました。
【コメント】
このスピーチで750字程度の文字数です。上司から部下に対してのスピーチになります。あまり上から目線でのスピーチにならないことがポイントになります。
雑学ネタを取り入れるのもおすすめ!
学校でも会社でも、朝礼は面倒、退屈な物だと思う人も多いかもしれません。それはスピーチをする側も同じで、定期的な朝礼の時、すぐにネタ切れになったり、少しでも聞く人を退屈にさせないものを意識する人も多いです。
そんな方におすすめなのがちょっとした雑学です。ちょっと笑えて聞く人の興味を引くことができるようなサクッと話せる雑学ネタを用意しておくと楽しく聞いてもらえるでしょう。