◆子どもの感覚に合わせること
――共に人生を歩いているような。
塚本:そうですね。1番上の姉ちゃんで言ったら16歳なのですが、 父親も16歳みたいに思っているんです。別に父親だから何かしなきゃとか、父親だからこうするべきだとかっていうのはない。
岡田:似ちゃってるけど、僕自身が一生懸命になるよりは、楽しもうとしています。例えばうまくいかない状況だったり、子どもが全然自分が予想してたことと全然違ったことをしだしたりしても、それに対して「それも面白いね」っていうような感じ。自分の都合でイライラするんじゃなくて、子どもの感覚に合わせるというか。 急にやるって言ったことをやらなくなったりとか、結構あったりするのですが、でもまだそのことの理由が述べられない年齢でもあるんですよね。
だから、なんでかなって思いながらも、そういうことも楽しいねっていう方向に持ってってあげるっていうか、また違うことができて面白いよねって、 僕自身も楽しめるようにしたいなと思うんです。やらないことで怒ることはできるのですが、やっぱりそれって親の都合なんですよ。だから、同じように楽しんであげたいなって思っている毎日です(笑)。
――それも共に歩いているわけですよね。素晴らしいと思います。
岡田:いやいや、できないときもありますけどね(笑)。でも、できるだけそうでありたいと思う。よく笑ってる子ってやっぱり可愛いから、親が笑わない家庭ってその子自身も笑っていないと思うんです。
塚本:親が笑っていると、子どもも平和だよね。
岡田:うん、笑顔になっているよね。
◆娘が現場にやってきて「見たか!」と
――みなさん一般の方たちと違う仕事だから、たとえば『THE3名様』みたいな作品を、父親の背中として子どもにも見せられるっていう思いもあるのでしょうか?
佐藤:この間ね、今回のドラマと映画を撮影してる時に娘が現場に来たんですよ。