今回は、近畿地方で日帰りプランが利用できるホテル・旅館を6つご紹介します。宿泊する時間がなくても、食事や温泉の入浴を気軽に楽しみ、旅の気分を味わってみてはいかがでしょうか。日帰り入浴のみの利用ができる施設もありますよ。
【1】兵庫県 メープル有馬
メープル有馬は、兵庫県神戸市の有馬温泉にあるホテルです。こちらでは、見た目も美しい御膳料理と、温泉入浴がセットになった、手頃な日帰りプランが人気です。
ホテルは、温泉街から少し離れた場所にあり、静かな環境です。電車やバスでお越しの場合、最寄りの駅やバス停から急な坂道を歩くことになるので、送迎をしてもらうと良いでしょう。
プランは、三千円台から用意されており、入浴とウェルカムドリンクも付いています。食事は、翠楓亭というお食事処でいただきます。窓から小さな庭が見え、明るい光が差しこむ食事処で、ゆったりと食事を楽しむことができます。
写真は、翠(みどり)御膳で、料金は平日4,500円、土日祝4,700円です。前菜、お造り、揚げものなどが盛り付けられており、小さなデザートまで付いています。見た目も豪華で、味も良いので、満足できるでしょう。さらにお手頃な、華かご膳(平日3,450円、土日祝3,650円)、和牛の鉄板焼きがメインの和牛御膳(平日7,500円 土日祝7,700円)もあります。
温泉大浴場は、13時から16時まで利用できます。有馬温泉は、茶褐色の湯の金泉と、透明の銀泉が楽しめますが、こちらの施設は、銀泉が供給されています。広々とした浴室には、打たせ湯や歩行浴、寝湯など、さまざまな浴槽があるので、ゆっくりと入浴が楽しめますよ。
施設の利用後は、有馬温泉の散策を楽しんでみてください。川沿いに旅館やホテルが立ち並び、細い路地には、土産物店やカフェ、雑貨のお店などもあるので、歩くのが楽しいです。
日帰り入浴のみの利用 大人1,300円 小学生840円
【2】和歌山県 シーサイドホテル加太海月
シーサイドホテル加太海月(かだかいげつ)は、和歌山市の加太地区にある温泉旅館です。紀淡海峡に面した場所にあり、館内からは美しい海が眺められます。
施設は歴史を感じさせる建物で、レトロな雰囲気が感じられます。館内には、海が見えるロビーや小さな売店もあるので、食事処に案内されるまでの間や、食後の休憩などに利用できます。
日帰りプランは、落ち着いた雰囲気の食事処で、海の幸が味わえる御膳が用意されています。漁港が近いので、お料理の魚介類はとても新鮮です。名産の鯛が、煮つけなどで提供されることもあります。お食事は、お手頃な友島御膳(3,850円 税込)と、ちょっと豪華な紀淡御膳(5,500円 税込)から選んでください。
館内には、海に面した露天風呂が自慢の温泉大浴場があるので、是非利用したいものです。内湯には、加太温泉の湯が満たされています。炭酸水素塩泉で、お肌がつるつるとする感触が楽しめますよ。露天風呂からは、紀淡海峡や淡路島のほか、晴れた日には四国まで見渡せる、爽快な景色が広がります。
周辺には、人形供養や雛流しで知られる淡嶋神社(あわしまじんじゃ)や、砲台跡などが残り、ラピュタの島とも呼ばれる友ヶ島(ともがしま)もあります。もしお時間がありましたら、観光を楽しむのも良いでしょう。
なお、友ヶ島へ渡るフェリーは、夕方には運航を終了します。また、冬季の平日や悪天候時など、運航していない日もありますので、事前にご確認ください。
日帰り入浴のみの利用 大人 1,200円 子ども 700円