◆熱くなったスマホを放置するとどうなる?
それでは、熱くなってしまったスマホをそのまま使い続けると、どうなるのでしょうか?
「スマホは、熱くならないように自動的にスマホの動作に制限をかける動きをします。スマホの内部(基板)には、いくつかの温度センサがあり、スマホの内部の温度を監視しています」とのこと。
ある温度以上になると、スマホが勝手に下記のような動作制限をかけるようになっています。
・充電が遅くなる…充電する電流を温度があがるごとに徐々に少なくする
・画面が暗くなる……画面輝度を温度が上がるごとに徐々に暗くする
・動作が遅くなる……CPUの処理能力を温度が上がるごとに徐々に落としていく
・カメラが使えなくなる……カメラが使えなくなる予告後、停止
そして、最後は予告後、電源が切れるそうです。スマホの画面が急に暗くなったりするのは、そういうことだったのですね。
注)上記の動作制限は、スマホごとに温度の上がり方、仕様も違うため、スマホごとに異なります。
◆気温35℃以上などの環境では、ゲームや動画を避ける
いろいろ調べていくうちに、スマホには「適正な利用気温(環境温度)と湿度」が定められていることがわかりました。iPhoneの適正使用温度は「0~35℃」で、他の機種も基本的に同じぐらいだそう。
しかし今夏は気温が35℃を超える日もありました。そんな日にスマホを使うにはどうしたらいいのでしょうか。
「スマホの利用は、電話やメール程度にとどめておくほうがいいです。ゲームや動画などはNGです。もっとも、高温の場所でゲームなどをプレイすると画面がカクカクしたりするので、使いづらいと感じるのではないでしょうか」
使わないのが一番ですが、スマホにあまり負荷がかからない使い方なら大丈夫そうです。
◆ふつうの気温差なら、結露はあまり心配なし
スマホは結露に弱いため、急激に冷却することはNGですが、どれくらいの気温差に注意すればいいのでしょうか。