10位:アウトブレイク
「アウトブレイク」は、原因不明の出血熱の流行で死者が多発し、アウトブレイク(爆発的な感染)を食い止めるべく奔走する軍医たちを描いた作品です。
症状やウイルスの形状はエボラ出血熱に似せた架空の感染症ですが、新型コロナウイルスの恐怖を身近に感じている現在、ただのエンターテインメントとしては観られないかもしれません。
9位:コンテイジョン
「コンテイジョン」も、未知のウイルスが地球全体をパニックに陥れる様子を描いた作品です。新型コロナウイルス関連のニュースでよく耳にするCDC(疾病予防管理センター)も登場します。現在の世界の状況と照らし合わせて観るのもおすすめです。
8位:パニック・ルーム
「パニック・ルーム」は、強盗に押し入られた母娘が緊急避難用の“パニック・ルーム”に逃げ込み、心理頭脳戦とも言える攻防を繰り広げる密室パニック映画です。母親が閉所恐怖症、娘が1型糖尿病と、平常心を失わせる要素が盛り込まれています。
日本ではあまり知られていませんが、緊急避難用の“パニック・ルーム”は、欧米の富裕層向けの住宅に実際にあるそうですよ。
7位:ワールド・ウォーZ
「ワールド・ウォーZ」は、人間を凶暴化させる未知のウイルスが発生し、感染者と非感染者の死闘が繰り広げられるパニック・ムービーです。
「アウトブレイク」や「コンテイジョン」とは違い、感染者はいかにもゾンビのように描かれており、大群が押し寄せてくる様や感染者が群がり大きな塊となる様は、まさに悪夢。現実味は低いですが、息もつかせぬ展開に手に汗握ること間違いなしです。
6位:ジュラシック・ワールド
「ジュラシック・ワールド」は、「ジュラシック・パーク」から続く恐竜をテーマにしたパニック映画の4作目にあたる作品です。現代に恐竜を蘇らせるという設定は、未知の生物に対する恐怖とは違い、人間の業を感じさせます。
恐竜はCGだけではなく、ロボット技術を使ったアニマトロニクスを駆使しており、リアルさは第一作から比べるとはるかに増しています。恐竜を題材にしたホラー映画とも言える演出は健在で、恐竜が好きな人もそうでない人も楽しめる作品です。
5位:ジョーズ
パニック映画の代表とも言えるのが、人食いザメが次々と人が襲う様子を描いた「ジョーズ」です。1975年の映画ということで、今観るとややチープに感じられるかもしれませんが、有名なBGMとともにスリル感、ホラー感を煽る演出は、他の追随を許さない完成度と言えます。
スティーヴン・スピルバーグの名を世界に知らしめた作品とも言えるので、「知っているけどまだ観たことはない」という人は、ぜひ一度観てみてくださいね。
4位:ミスト
「ミスト」は、ホラー作家の第一人者・スティーヴン・キングの小説を原作としたパニック・ミステリー映画です。“霧の中に潜む謎の生物”を恐れ、パニックに陥る様子を描いていて、霧の不気味さ、謎の生物への不安以上に、怯えた人間たちの変貌に恐れを抱きます。
“鬱映画”とまで称された最悪とも言える結末は、原作とは異なっています。ぜひ、ご自身の目で確認してみてくださいね。
3位:アイアムアヒーロー
「アイアムアヒーロー」は、日本の人気コミックを原作としたパニック・ホラー映画です。人間を凶暴に変貌させるウイルスが広まり、感染者がZQN=ゾンビと化す極限下のサバイバルが描かれています。
高いクオリティで製作された実写のゾンビ、ゾンビ映画のお約束を踏襲した内容は、原作ファンにも好評で、海外でも高く評価されました。
2位:新感染 ファイナル・エクスプレス
「新感染 ファイナル・エクスプレス」もまた感染した者が凶暴化する未知のウイルスが題材となっていますが、高速鉄道の車両内で蔓延し、その中で逃げ切らなければいけないというスリルが味わえる作品です。
韓国映画ならではのゾンビ演出も見どころですが、それ以上に親子の絆を描いた人間ドラマであるところも見逃せない要素の一つです。
1位:タワーリング・インフェルノ
「タワーリング・インフェルノ」は、1970年代のパニック映画ブームの中で最高峰と言われる作品で、超高層ビル火災を描いた映画です。1974年の映画なので古いですが、古典的なパニック要素とビル火災という現実に起こりうる題材が恐怖を煽る名作です。
パニック映画が好きな人は、ぜひ一度観てみてくださいね!