旧ジャニーズ事務所からタレントのマネジメント業務などを引き継ぐ新会社STARTO ENTERTAINMENT(以下STARTO社)が4月に発足したが、今月8日、同社に所属するジュニア(旧ジャニーズJr.)21人で構成されたグループ・少年忍者が横浜アリーナで初の単独アリーナコンサートの最終日公演を行った。
9日付の在京スポーツ紙6紙は、この公演の様子を大々的に報道。《個性豊かなパフォーマンスで、ファン1万5000人を魅了》(日刊スポーツ)、《大人数ならではのダンスやアクロバットで圧倒》(スポーツニッポン)などとその人気ぶりをあおった。
「旧ジャニーズ時代から、各スポーツ紙との関係はほかメディアに比べて特別なものだった。周知の通り、各紙には通称『J担』と呼ばれる専属の担当記者がおり、旧ジャニーズの元副社長を務めていたS氏がコントロール。事務所やタレントのゴシップが週刊誌で報じられると、後追い報道をしないよう“お願い”したり、重要な発表はJ担を集めて先にレクチャーをするなど、スポーツ紙はかなり優遇されていた。各紙からすると、その“対価”としてジャニーズの会見やコンサートに取材に赴き、大々的に記事を報じることができた」(元スポーツ紙記者)