◆イマ太さんのことが頭に浮かんだ

 偶然、その現場を目撃したイマ太さんの知人Aさんは声をかけて状況を把握。母猫が戻り、子猫を連れて引っ越す可能性があるため、ひとまず様子を見てほしいと懇願しました。

黒猫
「逃げ場のないところに追い込まれて困ったみたいで、子猫たちは洗面器から出て道路をウロウロしていたそうです」

 Aさんがダンボールを持参して説得を続けると、Cさんはなんとかダンボール内に子猫を入れてくれたそう。しかし、ダンボールが置かれた場所はカラスが多く、日が当たる道路上。ダンボール横には、モスキート音が発生する装置も設置されました。

 子猫たちの命がいつ奪われてもおかしくない状況を看過できなかったAさんは動物愛護団体や役所などに電話相談するも、協力が得られず、絶望します。その時、頭に浮かんだのがイマ太さんでした。