やっと引っ越しが終わった荒川さん一家。段ボールの山に囲まれること数日、徐々に箱を開けてものを整理しはじめました。
◆片付けの途中に見つけた衝撃の事実!
すると、うず高く積まれた箱を片付けるごとに見えてきたのは、壁紙の大きな傷。どうやら引っ越し業者が運び入れたときに壁紙に傷をつけ、それを隠すように段ボールを積み上げたようなのです。
「せっかく新築の家に入居したのに、爪痕のような大きな傷がついていてびっくりしました。明らかに引っ越し業者のミスです。あわてて業者に電話しましたが、その日その場でチェックしてもらっているはずだから補償対象外と言われました。段ボールが積まれていたのだから見えるわけないじゃないかと言っても『補償対象外です』の一点張りでした」
◆さらにトホホな悲劇が襲う…
その後さらに、入居したマンションからも問い合わせが。荒川さんが引っ越した日に、玄関付近の共有部分に傷がついたため、修理代を弁償してほしいとのこと。
こちらもおそらく業者に話してもらちが明かないと思い、結局自費で壁紙の修理と共有部分の修理の弁償をすることになってしまった荒川さん。安さに目がくらんで粗悪な業者に頼んでしまったことを後悔しているそうです。
「転居や引っ越しは大きな出費だから安く抑えようと思うのは仕方ないことかもしれませんが、そういうときこそあまりケチらずしっかりした業者を選ぶべきだったと反省しました。安物買いの銭失いとは、このことですね」
<文/塩辛いか乃>
【塩辛いか乃】
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako