荒川奈美さん(仮名・38歳)は、3歳の娘と夫と3人暮らし。
幼稚園や小学校のことを考え、良い学区にマンションを購入したいと探していました。
◆新居が決定!ウキウキするも…
幸運なことに、ほぼ希望通りの物件が見つかり、夫とも相談してそこの購入を決定。引っ越しの手配を進めることになりました。
ですが、ある程度貯金をしていたとはいえ、新居に必要な家具などの費用も考えるとかなりの出費。引っ越しはできるだけ安く抑えたほうが良いだろうと数社に相見積もりを取り、できるだけ自分たちで準備をして費用を抑えられる引っ越し業者に依頼しました。
いざ引っ越し当日。引っ越し業者は大幅に遅刻して到着。連絡の1つでもくれたらよいのに、連絡さえなく、問い合わせをしてやっと連絡がつく始末。
「最初からなんだか不穏な空気が漂っていました。ですが引っ越し日は確定していますし、もう引き下がるわけにもいかないので、そのまま引っ越しスタートするしかありませんでした」
◆引っ越し当日に現れたのは…
到着した2名のうち1名は、明らかに新人アルバイト。年度替わりで忙しいのは分かりますが、大物家具やテレビなど、家族3人の荷物をしっかり安全に運んでもらわなくてはいけません。
「引っ越し屋さんって、大きなものを2人で運ぶので2人の連携が取れていないといけないですよね。ですが1人の男性がもう1人を叱りつけてばかりで、聞いているこちらも心配になるほど。とにかく無事終わってくれと思い、わたしたちも手伝いながらなんとか運び出し、運び入れを完了しました」
ですが、その途中でもテレビや箪笥など角がぶつかりやすいものも養生しないまま運んだりと雑さが目立つ仕事ぶり。通常は引っ越しの際、エレベーターも傷がつかないように養生するものですが、それもしないまま運び入れてしまい、ずっとヒヤヒヤしていたのだとか。