(画像:TBS『オトラクション』公式サイトより)
(画像:TBS『オトラクション』公式サイトより)
これまで、M-1効果もあり『オトラクション』、『霜降りミキXIT』(ともにTBS系)などMCを務める番組が続々立ち上がったが、どれも2年もたずに打ち切り。さらに、2019年からレギュラーを務めた冠番組『霜降りバラエティX』(テレビ朝日系)も、2024年6月末で打ち切られるなど、なかなか番組が続かない状況が続いている。

ただ、個人での活動は順調で、せいやは『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)をはじめ、『ラブ!!Jリーグ』、『イワクラせいや警備保障』(ともにテレビ朝日系)などレギュラー番組を担当。また、『有吉クイズ』(テレビ朝日系)の準主役として大活躍している。

粗品はテレビのレギュラーは少ないが、ソロ歌手として楽曲を発表し、ユニット・ギャンブル四兄弟(粗品・前田龍二・シモタ・大東翔生)では2024年11月24日に横浜アリーナで「チンチロ」を開催する予定。

また、さまざまな物議を醸しているYouTubeチャンネル『粗品 Official Channel』は登録者数を増やし続け、原稿執筆時点の2024年8月上旬では 212万人を突破している。マルチに活躍する芸人として、もっとも多忙なのではないだろうか。

◆個人での活躍が目立つ霜降り明星は、ダウンタウンになれるか?

せいやはテレビ、粗品はネットやイベントで実力を発揮。コンビ仕事が少ないからこそ現在は個人での仕事が活発だが、この状況は今後の霜降り明星にとってプラスに働くと考えられる。

いわゆる若手と言われる芸人の中で、個人でそれぞれに実力がありしっかり仕事に繋げられているのは霜降り明星くらい。しかも、さまざまなジャンルでファンを拡大している。

粗品に関しては、YouTubeで炎上を繰り返しているが、人気が低迷している雰囲気はない。それどころか、『新しいカギ』や『27時間テレビ』の好調さを見ると、過激な言動も若者から支持をしっかりと受けている印象だ。