間違いなくNHKは、最も視聴率の上昇が見込めるSnow Manの出場を希望するだろうが、同グループは一部メディアで「昨年同様に大みそかは配信ライブを開催する予定」「紅白は辞退する可能性が高い」と報じられている。昨年、配信ライブ決定後に目黒蓮が「9人とみんなで最高の大晦日にしようね! 絶対後悔させないよ、俺らを正解にする」と『紅白』への“決別宣言”ともとれる発言をしたこともあり、Snow Manの出場は微妙な状況となっている。ファンからも「紅白より配信ライブをやってくれたほうがいい」「あんな仕打ちをしたNHKに出る必要ない」との声が相次いでおり、ファンのためにも配信ライブを選ぶ可能性は高そうだ。

 そうなると、次に「目玉」になりそうなのはKing & Princeだ。同グループは昨年5月に平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が脱退し、現在は永瀬廉と高橋海人の2人体制になっている。異なる道に進んだ5人だが、脱退した3人が滝沢秀明氏の事務所「TOBE」で結成したNumber_iの『紅白』出場が内定したといわれており、もしKing & Princeが出場すれば「5人の再結集」が実現しそうだ。

 『紅白』は出場者が勢ぞろいして合唱するような場面が多く、両グループが出場すればほぼ確実に5人が顔を合わせることになる。大きな話題になることは必至だが、これについても双方のファンから「SNSが荒れるだけで誰も得しないからやめて」「5人が視聴率のダシに使われるのはイヤ」などと否定的な声が上がっている。

 他のグループのファンも同様で、『紅白』出場の可能性が出てきても歓迎の声はほとんど上がっていないのが実情だ。

 一部報道では、昨年開催が見送られたカウントダウンコンサート(カウコン)が今年は実施される見込みだと伝えられており、STARTO社が「ファンファースト」を大事にするなら、そちらの出場グループを充実させたほうがいいという意見もある。いずれにしても、かつては蜜月だったNHKと旧ジャニーズの関係は、昨年の騒動を機に大きくこじれてしまったといえそうだ。