だが、この鈴木の欠場に胸をなでおろしたファンや関係者は少なくないという。
「鈴木が所属する『クロスポイント吉祥寺』の山口元気会長は、当初から鈴木がパッキャオとのエキシビションに臨むことに積極的ではありませんでした。五味戦後にも報道陣に対し『無理なんじゃないですか』『やめたほうがいいんじゃないか』と語るなど、愛弟子を大一番に送り出したくない心情がありあり。また、RIZINファンの間でも団体のチャンピオンを別のルールであるボクシングマッチに担ぎ出すことに抵抗感を抱く者は少なくなかったですよ。『金のために王者を生贄にするのか』という声もありました」(ジム関係者)
代役となった安保は、19年にK-1スーパーライト級王者を獲得しているキックボクサー。昨年大みそかの『RIZIN』ではMMAデビュー戦で久保優太に一本負けしているが、今月の『BreakingDown12』では体重差44kgを跳ね返してスダリオ剛に判定勝ちするなど、話題を振りまくファイターだ。
対戦相手の変更についてパッキャオ側もコメントを発表。