昨年3月、みなみかわは松竹に所属しながら、妻を社長とした「合同会社ナンセ」を設立し、松竹との共同マネジメントという形を取ってきた。当時、みなみかわ本人も社長である妻も、その設立理由を「松竹が売ってくれないから」と方々で公言していた。
ナンセ設立から、わずか1年の間で、みなみかわというタレントの格は2つ3つ上がっている。
みなみかわは今回の退所に際し、X(旧Twitter)に「一応言っておきます!史上初の円満なんです」とポストしている。同じ脱竹組のさらば青春の光・森田哲矢、Aマッソ・加納、街裏ぴんくらのツッコミを待つまでもなく、松竹から芸人が退所するたびに「退所に円満はない」と断言していたのは、みなみかわ本人である。
みなみかわの妻は以前、「タイタンの太田光代社長になりたい」と語っていたことがある。タイタンはトラブルで太田プロダクションを退社し、干され切った爆笑問題を再び売るために太田光の妻・光代氏が立ち上げた事務所だ。当時、その発言をマジメに取り合う者はいなかった。
だが、いよいよその放言が現実味を帯び始めている。
(文=新越谷ノリヲ)