プロデューサーを務めるスポーツジャーナリストのアルバート・チェン氏は、《これはピート・ローズ以来、メジャーリーグ最大のスポーツ賭博スキャンダルであり、その中心にいるのは最大のスター。私たちは物語の核心である信頼と裏切り、そして富と名声の罠に迫ります》とコメントした。

「ドキュメント風でやるのか、フィクション要素も入れた配役を決めてやるのか、どういった形でやるかが注目されるが、日本人キャストの起用もあり得るだろう。そうなった場合、大谷と水原容疑者の役を誰が演じるのかが非常に注目されるが、少なくとも日本とアメリカではある程度の興行収入が見込めるはず」(映画業界関係者)

 直近では、水原容疑者は14日(日本時間15日)にロサンゼルスの裁判所に出廷し、罪状認否が行われる予定。出廷を前に、アメリカの一部メディアは、「水原容疑者の国籍は日本のため、日本に強制送還されることが確定的だ」と報じた。

「事件もそうだが、現在気になるのが、3月に行われた韓国でのドジャースの開幕戦の前に公開された、水原被告の妻の所在だろう。現時点では、日本に帰国するよりも、アメリカ国内にいた方が身の安全を確保できているはず。しかし、水原被告が強制送還となれば、妻も現地に留まることはできないだろう」(スポーツ紙記者)