性加害問題でCMを失った旧ジャニーズ系タレントは多いが、その中でもダメージが際立っているのが櫻井だ。2022年の「タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)では、契約社数8社で旧ジャニーズの中でもトップクラスだったが、昨年から先述した「バーモントカレー」をはじめ、バタバタとCM契約が終了。長らく出演してきた「アフラック生命保険」も個人契約への移行などが検討された末、最終的には契約打ち切りになり、現在は俳優の吉沢亮を起用したCMが放映されている。

 ファンクラブサイトの記載によると、現在の櫻井のCM契約は森永製菓「inゼリー」「カレ・ド・ショコラ」、メニコン「Lactive」の3本(2社)のみ。櫻井は2020年に「タレントCM起用社数ランキング」で男女総合トップ(19社)になったこともあるが、その当時と比べると隔世の感がある。

 苦境はCMだけではない。櫻井がMCを務めていた、日本テレビ系バラエティ『1億3000万人のSHOWチャンネル』は3月に終了。B級感が話題になった同局系の主演ドラマ『大病院占拠』の続編『新空港占拠』が1月期に放送されたが、あまりに前作と重なる展開だったことで不評が目立ち、視聴率も振るわなかった上に「週刊現代」(講談社)が発表した「がっかり冬ドラマ」ランキングで2位に入ってしまった。