元チェッカーズの藤井フミヤから楽曲提供を受けたデビューシングル「白い雲のように」は累計150万枚のミリオンセラー。月収が2,000万円を超えた時期もあった。

 しかし、数年後には有吉自身が「8年近く仕事がなかった」と振り返る低迷期を迎えることになる。

 テレビの仕事は地元のローカル局のみ。たまにキー局の番組にゲストで呼ばれれば「あの人は今」企画で最高収入と当時の惨状ばかりを語らされる日々。

 そのころ、有吉がたびたび開催していたのが、数少ないファンを集めたファンクラブイベントだった。

「小さいディナーショーを開いてはファンの方に来ていただいて、写真を買っていただいたりしてたんでね。私もあのままいってたら光原エミカ容疑者になってたなぁって。どっかでね、切り替えていかないと」