東京都調布市では、映画のつくり手にスポットを当てた映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2025」が2025年2月7日(金)~3月2日(日)に開催されるのに先立ち、調布市民とイオンシネマ シアタス調布来場者を対象に第7回日本映画人気投票を実施した。映画祭の上映候補作品と映画賞のノミネート作品が決定した。
市民投票で映画祭の上映作品や賞を決定
「映画のまち調布 シネマフェスティバル2025」は、2025年2月7日(金)~3月2日(日)に、調布市文化会館たづくり、イオンシネマ シアタス調布、調布市グリーンホールにて開催され、第7回日本映画人気投票の上位作品の中から、選りすぐりの作品を上映する。上映会では、監督や映画賞を受賞した技術スタッフなどのトークショーを実施し、映画製作の裏側にスポットを当てて、作品の魅力を紹介する。
第7回日本映画人気投票では13,695票が集まり、シネマフェスティバル2025の上映候補作品と同フェスで実施する映画賞「第7回映画のまち調布賞」の作品賞及び技術部門5賞のノミネート作品が決定した。上映作品と技術部門5賞の受賞者は12月頃に発表される。
「映画のまち調布賞」は、主に映画製作の現場を支える技術者や制作会社といった「映画のつくり手」に贈る賞。映画・映像関連企業が集積する“映画のまち調布”にふさわしい映画賞として、映画文化、芸術、産業の振興に寄与した映画・映像作品及びその製作に貢献した人を顕彰する。賞の種類には、技術部門5賞(撮影賞、照明賞、録音賞、美術賞、編集賞)、作品賞、特別賞がある。
調布ゆかりの作品がトップ2にランクイン
第1位は『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』で、投票最上位作品に授与される「映画のまち調布賞」の作品賞を受賞した。
調布市名誉市民であり『ゲゲゲの鬼太郎』の作者の水木しげるさんが、50年以上暮らしたことから、調布市は「水木マンガの生まれた街」として知られている。市内には鬼太郎たちが住んでいるとされる雑木林がある神社・布多天神社など、鬼太郎にまつわるスポットが多くあり、鬼太郎たちが市民に愛されていることを象徴した投票結果となっている。