『アベンジャーズ』シリーズ
アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)を中心に、異なる能力を持つスーパーヒーローたちが、団結して戦うことで真の英雄軍団となり巨悪を打ち倒す、名実とも映画界の歴史を塗り替えたシリーズ。
それぞれの持つ強烈な信念と個性が奇跡の共鳴を果たすまでに、友情、犠牲、自己犠牲というテーマが深く絡み合い、全てのキャラクターが自分の弱さや葛藤を乗り越え、地球を守るために立ち向かう姿はまさしく英雄たちそのもの。どんな人間でも、自分と仲間次第で「英雄」となれる可能性にも気づかせてくれるシリーズだ。
『バーフバリ』シリーズ
英雄とは何か…?インド映画界がそれを世界に提示したのが、壮大なスケールで描かれたこの傑作シリーズだ。主人公バーフバリ(プラバース)は、類まれな力と知恵を持ち、民衆への愛と正義感を軸に生きる“理想の王”といえる。
単なる戦闘能力ではなく、国を守るために自らを犠牲にすることもいとわず、兄弟間の王座を巡る争いと、内なる葛藤との戦いにも打ち克っていく、まさに“カリスマ・オブ・カリスマ”なバーフバリ。偉大な力と責任を持ち、崇高な精神を備えた真の英雄像を、彼が見せてくれる。
『キングダム』シリーズ
2006年から「週刊ヤングジャンプ」にて連載中、原泰久による同名の大人気漫画を原作にした一大シリーズ作品。主人公、信(しん)を演じるのは、人気俳優・山﨑賢人だ。このシリーズは、中国の春秋戦国時代を舞台に、若き戦士が“天下の大将軍”を目指し、下僕の身分から己の力と不屈の精神で夢を掴もうと戦場で大活躍していく物語。
どんな困難にも立ち向かい、仲間たちと共に戦い抜く姿はもちろんのこと、友のため、同志のために漲る力がさらに爆発する瞬間は大興奮に包まれ、ただの戦士以上に彼を“英雄”として輝かせる。相対する武将も、全員が各国の英雄たちであり、すべてを背負った漢たちによる史劇・合戦模様は、『グラディエーター』にも大いに通ずるところがあろう。