過去最大級の巨大な新桶づくりのために、現在は数少ない桶職人たちが集結。60枚の杉の板を1本の金釘も使わずに木桶を造り上げ、いよいよ11月3日(日・祝)に完成披露を行う予定だ。

10月29日(火)撮影

このサイズの桶の製作を間近に見られるのは、首都圏ではほぼなく、100年に1度というほどの貴重な機会となるという。

創業祭では櫂つき体験や特別グルメ販売、工場見学など


「創業235周年創業祭」では、巨大な桶づくりを間近で見学できる。

櫂つき体験

顔ハメパネルなどフォトスポットも

また、11月3日(日・祝)・4日(月・休)は、しょうゆの素となる「もろみ」をかき混ぜる櫂つき体験や搾りたての生しょうゆの味見、一般には流通しない生醤油の限定販売やこの日だけの特別グルメの販売なども予定している。


さらに、笛木醤油が「木桶仕込み」を広く知ってもらうことを目的に2019年にオープンした「金笛しょうゆパーク」にて、無料で参加できる工場見学「金笛しょうゆ楽校」も要チェック。10:30~15:30の間に、11月2日(土)は30分おき、11月3日(日・祝)・4日(月・休)は15分おきに開催される。事前予約できるが、当日受付でも参加可能だ。



「金笛しょうゆ楽校」では、12代目当主・吉五郎氏をはじめ、実際にしょうゆ造りに携わる職人が、自らその想いやしょうゆの魅力を伝える唯一無二の内容で、しょうゆが何からどうやってできるかを学校形式で楽しく学べる。昨今は、世界中から多くのインバウンドも訪れているそう。

「しょうゆ蔵のレストラン」と「バウムクーヘン工房」

蔵の建物は直売店とレストラン、左手にはバウムクーヘン工房

そして、併設する「しょうゆ蔵のレストラン」のメニューや、「バウムクーヘン工房」の商品も見逃せない。

「木桶うどんおばんざいセット」

同店では、“しょうゆの美味しさを出汁で伝える”をコンセプトにした自家製めんのうどんメニューを中心に用意。木桶職人がハンドメイドでつくったちいさな木桶にうどんが入った「木桶うどんおばんざいセット」や、しょうゆの味比べができる「食べ比べうどん」を味わえる。