【会話のタブー②】客観的な立場で見られない
聞き上手になるなら、一度主観は捨てて多角的な見方を!
聞き上手になるために行ってはいけないことの一つとして、物事を主観的な立場だけで見ないことです。
何事も客観的に見つめることが出来るようになりましょう。
広い視野を持つ人というのは、それだけで教養の幅や考え方の引出しも広く持っていると捉えることが出来ます。
一つの事がらに対して多角的に捉えることが出来る人というのは、話し手がどんな話題やどんな感性を持っていても、「そういう考え方もあるのか」と大きく受け止め、客観的に熟考する事が出来るのです。
主観的な立場で話しを聞いていると、相手の話している事柄に深く共感したり相手が気持ちよく話せる環境を阻害して、空気が悪くなってしまうこともあります。
聞き上手な人は客観的な視点で冷静にその人の話している内容を理解しようと努め、的確な相槌を打ちながら話している人がいかに気持ちよく話きれるのかに配慮をすることが出来ます。
主観的な考え方だけで物事を聞く人よりも客観的に物事を見つめられる人のほうが話し手が信頼をおいて心の内を打ち明けることができるということを肝に銘じておきましょう。
【会話のタブー③】内容もすべてスルーの聞き流し
聞き上手になるなら、右から左へただの音としてスルーしない!
時々、上の空で人の話を聞いている人がいます。そういった人は聞き上手とは程遠い存在と言えるでしょう。
何度も同じ内容を話しているかもしれませんが、「ながら聞き」は相手に対してとても失礼な態度です。
こういった態度の聞き手ですと、話し手もけっして気持ちの良いものではありませんので心当たりがあればほんの少し自分の中で修正をかけると良いでしょう。
スマ―トフォンをさわりながら、髪をいじりながら、本を読みながら、テレビを見ながらなど明らかに話し手に意識が集中していない状態ならば、話し手は「どうせ聞いてないんでしょ」と話す気力さえ失せてしまいます。
相手の気持ちを尊重するという意味においても、相手の感情と寄り添う、汲取るという意味においても是非向き合って話を聞きましょう。
話している内容を右耳から左耳へ流してしまうということのないようにしっかりと「あなたのお話しを聞いておりますよ」というメッセージを全身で発信すると、話し手も気持ちよく話しをすることが出来ます。
【会話のタブー④】勝手に結論を出さない
聞き上手な人は結論がない話にも付き合える
結論の無い愚痴。結論の無い悩み事。時々、こういった話題が卓上に登ることがあるでしょう。
聞き上手な人はこういった話題が上った時にも、心穏やかに付き合ってあげることが出来る人の事も指すのです。
特に女性に多い「結論の出ない話」という難題ですが、聞き上手な人は「答えが出ない」ということを知っていますので、相手の悩みには真摯に答えますが、ただ聞いてほしい時ならば否定せず、ひたすら肯定役に回ります。
人の話を聞き続けるというのはとても体力も気力も要するものですが、人間には時にはこういった「答えの出ないとりとめない話題」を延々としたい心境の時もあるものです。
聞き上手になることを目指すならばこうったケースがあることも心得ておきましょう。
どうしても、「そんな答えの出ない話題には付き合っていられない!」という人へご提案するならば、話を聞く期間を定める事。
あきらかに聞いてほしいだけだな、と思った人に対しては「今この位の時間なら空いてるけど、その時間内でいいかな?」とあらかじめ期間を設定して話を聞いてみると良いでしょう。
そういった時間を決めたときにはアフターフォローとして、時間を裂いてでも貴方と話がしたかったからということと、短い時間でごめんねと断りを入れることで「時間が限られている中で時間を割いてでも話を聞きたかった」という結果を残すことが大切です。
そうすれば、時間が来たときに途中で切り上げても話し手も納得をしてくれるでしょう。
聞き上手になって、大切な人の心の癒しになろう
話しの聞き上手はモテる人の必須条件
人間は集団で生きています。誰かに共感され応援してもらうだけで心がすっと晴れることもあるのです。
近年は余裕がない人達や厳しい言葉を投げかける人達があふれかえり時間にすら追われています。
そんな中で相手の言葉に耳を傾けて、時には優しく必要な時にはそっとアドバイスをくれる人は同性異性とわず人間としてとてもモテる人となりえるのです。
自分の時間を裂いてでも人の話をきいて、心を寄り添わせることができる聞き上手さんになって男性にも女性にもモテることを目指してみましょう。
その暖かくて優しい人柄を持つ聞き上手な人の周りには必ず人が集まります。
聞き上手になれるコツやテクニック、センスを磨いて「あのひと、聞き上手だから何でも話しちゃうんです。」と言われ信頼されるような人になっていきましょう。