【聞き上手になるコツ③】目線を合わせる
聞き上手になる人はアイコンタクト上手
聞き上手な人の特徴としては、相手としっかりとアイコンタクトをしながら話を聞くことができるという点が挙げられます。
人の目程感情を表すものはありません。目は口ほどにものをいうということわざの通り、言葉以上に感情を汲み取事ができるのが目であるということ心得ておくとよいでしょう。
相手の心境や感情、思考などがより特徴的にあらわれるのが目という部位なのです。この目を観察する相手とアイコンタクトをとる事が共感する為に必要なテクニックともいえるのです。
自分の目をじっと見つめ、相槌を打ちながら共感をしてくれる相手を目の前にして「この人は私の話を聞いていない」という人はいません。
実際に心理学の世界でも話し手よりも聞き手のほうがより相手の目を見つめることがわかっています。
それは相手の話をしている内容を頭の中で整理しているからなのです。
男性であれ女性であれ自分の目を見つめて、食い気味に且つ誠実に自分の話を聞いてくれる人に対して人はどんどん饒舌になります。
相手とアイコンタクトを取りながら相手の話に耳を傾け続けるというのも深層心理に働きかける聞き上手になるテクニックの一つなのです。
【聞き上手になるコツ④】ほんの少し掘り下げる
聞き上手になる人は5W1Hをちゃんと聞く
聞き上手の人になるには5W1Hを相手の会話の中からひろいあげていくというテクニックを持っています。
相手の会話の中からいつ、誰と、どこで、何を、何故、という基本的な事柄を頭の中で整理しながら聞くことができます。
そうすることで相手の話をしている概要をとらえることができるので、何について話をしているのか後で掘り返されたときに「ああ、あの話題だね。」としっかりと思い出すことができます。
前に話したことをしっかりと覚えていることが伝われば、話をしている側もまた同じ話題を最初からすることなく気持ちよく話を続ける事ができるのです。
内容をしっかりと覚えておくために5W1Hのポイントをしっかりと抑えておくことが聞き上手になるコツです。
この5W1Hのテクニックの一つとして、あからさまな質問を投げかけないことが大切です。
話し手に「なんだか…根ほり葉ほり探られている…?」という疑念や警戒心理を抱かせてはいけません。そういった尋問にも似た気分にさせてしまったら聞き上手からは遠のいてしまいます。
なので、さりげない質問を繰り返して相手の会話の中で自然と5W1Hを引き出せるように導いていきましょう。
聞き上手な人の特徴として相槌の中に小さな質問を交えて、概要をかき集めることができるというテクニックを持っていることもあげられるのです。
【聞き上手になるコツ⑤】あえて鸚鵡返しをする
聞き上手になる人は、聞いている内容を鸚鵡返しして安心させる
聞き上手な人の相槌テクニックとしてオウム返しをするという方法があります。
このテクニックは相手に自分は話をきちんと聞いていますよというアピールができるだけでなく共感力をも高めてくれる相乗効果もありますので、聞き上手になることを目指している人は意識的にこのテクニックを使ってみるとよいでしょう。
会話の内容を上手に鸚鵡返しするコツは、短い文章で行うという事。
相手が「○○だったんだよねー。」といったことに対して「へぇー、○○だったんだー。」というように、できるだけ相手の会話の流れを途絶えさせないように鸚鵡返しをするというのがコツです。
短い鸚鵡返しを繰り返すことで相手に安心感を与えるだけではなく、しっかりと内容を理解して聞いているということを感じてもらうためにもぜひ活用していきたいテクニックです。
【聞き上手になるコツ⑥】先ずは気持ちよく話してもらう
聞き上手になる人は相手が話しやすい環境に配慮する
聞き上手な人の特徴として相手が話しやすい環境を整えてあげるという配慮ができる人です。
例えば相手が真面目な誰にも聞かれたくないような話をするときには二人きりになれる場所をチョイスしますし、わいわいと話したい、または雑音あふれる中で愚痴を聞いてほしい時などはあまり静かではないがやがやとした場所をチョイスします。
そうすることで、相手が話したい内容を気兼ねなく、場違いになることなく気持ちよく話ができるのです。
話をする側が気持ちよく話せるであろう環境をチョイスし場を整えてあげることができる人も聞き上手な人の特徴といえるでしょう。
さらに、聞き上手な人は色や照明による人の心理も巧みに操ることができます。
例えば色彩心理を活用した例であれば人は暖色系の空間にいると安心感がありリラックスして物事に取り組めるという心理が働くことを知っているため、わいわいと雑談を繰り広げたいときは暖色系を基調とした店内で相手の話を聞くことができます。
深い話や本音の部分、なかなか話すことに勇気がいる内容であるときは照明が落ち着いている場所を選びます。例えば照明が少し暗めのカフェ、バーなどもその類の場所です。
人は少し薄暗いほうが本音で深い話ができるという心理が働きます。
そのため、聞き上手な人は相手が話したいであろう内容を推測しその内容にあった環境をチョイスしてあげることができるのです。