また、スーパーなどで見かける一般的な野菜は3〜5個が袋に入って販売されているが、「seaside grocery」の無人販売所では、多種多様なライフスタイルが存在する現代において、日々必要な野菜の数や量は個々で異なると考え、基本的に各規格外野菜を1つから販売。1つ数十円から購入可能で、各ライフスタイルに合わせた季節毎の野菜を手に入れることができる。
可能な限り過剰な包装を避け、野菜をそのまま販売
さらに、「社会貢献」「地方創生」「環境保護」の3つを軸にサービスを展開しており、野菜を一つひとつナイロン袋に包装しないなど、可能な限り過剰な包装を避けている(一部包装有り)。野菜はそのまま店内に並び、購入時のナイロン袋の用意もない。商品を販売する側は過剰なサービスの提供はせず、購入する人に対応してもらうスタイルを導入している。
完全キャッシュレス&セルフレジの導入
「seaside grocery」では、現金での支払いはできず、クレジットカードやQRコードでのキャッシュレス決済のみ対応。操作がとても簡単なタブレットによるセルフレジを導入し、購入者が簡単に利用できるデジタルを駆使した店舗となっている。
また、商品購入時に「チップ」を払うことができるのも特徴。チップは、同社が展開している淡路島の海でゴミ拾いを行う「淡路島ビーチクリーン活動」や、兵庫県内のこども食堂へ淡路島産規格外野菜を無償提供する「VEGGIE for KIDS プロジェクト」へ繋げていく。
店舗横に自社農園も展開予定
無人販売所のすぐ横には約300平米の畑が広がっており、今後は自社農園「FARM SEASIDE(ファームシーサイド)」を展開し、「規格を無視した野菜作り」を行う予定だ。地元農家の協力を得て、季節に応じた野菜を自ら育て、形や大きさなどを一切無視した野菜作りを行い、「seaside grocery」の無人販売所での販売を目指す。