福島県相馬市のマルリフーズが販売する新商品「ピリ辛松川浦かけるあおさ」が、「第15回調味料選手権2024」において総合2位、ご当地部門最優秀賞のダブル受賞を果たした。

「調味料選手権」について

「調味料選手権」は、調味料の魅力を広く社会に発信し、調味料業界の活性化を目指すイベント。日本地方創成協会が主催し、日本野菜ソムリエ協会が運営している。11月3日の「イイ味覚の日=調味料の日」に合わせて毎年開催されており、全国のこだわり調味料を専門家や消費者が審査し、優れた製品に賞を授与する。審査結果は出品者にフィードバックされ、品質向上や販路拡大へのサポートも行われている。

あおさの新たな魅力を引き出す万能調味料


今回、「第15回調味料選手権2024」において、総合2位、ご当地部門最優秀賞をダブル受賞した「ピリ辛松川浦かけるあおさ」は、福島県松川浦産のあおさをベースに、フライドガーリック、フライドオニオン、オリーブオイルなどを組み合わせた、さまざまな料理に活用できる万能調味料。あおさの風味に加えて、カリっとしたガーリックやオニオン、香ばしいごまのアクセントが食欲を引き立てる。


程よい辛さが特徴の「ピリ辛松川浦かけるあおさ」は、パスタやピザ、ドレッシングなど洋食の味付けにも最適で、従来のあおさ製品とは一味違った新しい使い方を提案。ご飯のお供としてはもちろん、パンやパスタなど食卓を彩る一品として、またギフトとしても喜ばれる商品となっている。

「ピリ辛松川浦かけるあおさ」が誕生するまで

マルリフーズは、1993年に創業し、生あおさの販売で業務用商品として知られる存在だった。しかし、2011年の東日本大震災で工場が全壊するという大きな試練に直面。2018年に養殖を再開したものの、生産者の高齢化や地元特産品の不足などの課題が残り、地元全体にも元気が欠けていた。

そこで、地域の活性化を目指し、2020年より一般消費者向けの商品開発をスタート。2022年からは、あおさの認知度を高めるため、「あおさ=味噌汁(和食)」という従来のイメージを刷新し、20~40代の女性をターゲットに、パンやパスタにも合う商品を開発している。