シグニファイジャパンは、鹿児島県西之表市(種子島)の防災対策として、ソーラーライト「サンステイ(SunStay)」を28台導入した。

これにより日常的に市民の安心・安全を守るだけでなく、台風による停電時にも明かりを確保でき、離島特有の防災対策の一翼を担っている。また、太陽光発電のためゼロカーボンを目指す市の要望に合致し、省エネにも貢献。「サンステイ」は、ソーラーライトとしてのメリットを発揮し、今後同市への設置拡大を見込んでいるという。

IoTの分野で世界最大手の企業

シグニファイは、施設用照明、家庭用照明ならびに、IoTの分野に強みをもつ企業だ。

「照明の素晴らしい可能性を引き出し、より明るい暮らしとよりよい世の中を目指す」をビジョンに、「Philips Hue」をはじめとしたフィリップス製品や、コネクティッド照明システム「Interact」など、各種ブランドを展開している。

避難所を中心に設置

種子島は台風の通り道のため、停電の被害を多く受けていた。加えて離島のため、復旧工事を簡単には行えないという離島特有の課題を抱えていたという。

今回導入された「サンステイ」では、太陽光発電を活用しているため電気配線を心配することなく、安定的に明かりを提供できる。そのため、非常時に明かりを必要とする避難所を中心に設置された。避難所施設は、平時にも人が多く集まる市役所や市民体育館のため、サンステイの明かりは街路灯としても日常的に活躍している。

浸水の影響を受けにくい


台風による浸水の影響を考慮し、西之表市が提示した条件は「バッテリーが高い位置にあること」。

ソーラーライトはバッテリーを地上付近に設置するタイプが多いなか、同製品は、照明・ソーラーパネル・バッテリーが一体化し、高い位置に設置するため浸水の影響を受けにくく、市の条件にも合致し大きなメリットを感じてもらえたそう。

設置費用を低コストに抑えることができた