◆母が再婚、新しい父は無類のいい人

パーパーほしのディスコさん
 その後、ほしのさんが中学生1年生のころ、母は再婚した。すでに弟が生まれることもわかっていた。思春期の少年としては複雑な心境だっただろう。

「新しい家族ができたら、僕はいらないと言われてしまうんじゃないかと、すごく不安でした」

 ところがこの“新しいお父さん”が無類のいい人だった。無理してお父さんと呼ぶことはないと言われ、今も下の名前で呼んでいる。優しくて声を荒げたこともない。彼はホッとして、弟が生まれるのを心待ちにしていた。