◆こういうのでいいんだよ発言は、作り手さえも言うべきではない!?
食事に対して“こういうのでいいんだよ”という発言は、作ってもらう側がしてしまうことで不穏なトラブルにつながることは想像がつくでしょう。
しかし気をつけるべきは、それだけではありません。作る側がSNS上などで不特定多数に対して投稿する場合にも覚悟が必要です。さまざまな価値観のユーザーがいて当然の世界ですから、少しでも侮辱感や軽視感につながるニュアンスが潜んでいる場合、発言の影響力は計り知れず、「こういうのでいいんだよじゃないよ!」となる可能性があるのです。
複雑な世界の中で、今回のような朝ごはんの投稿をする際の正解はなんなのでしょうか? 細かく考えていくと気をつけるべきポイントは山のようにありますし、万人が喜ぶような答はないかもしれません。
避けたいのは、人や食べ物に対して軽視や侮辱につながるニュアンスや言葉。自虐、謙遜、卑下は誤解を生む可能性がありますから、よほどの配慮がない限り表現を慎重に検討したほうが良さそう。
画像と言葉のバランスも重要です。どこまで気にするかの問題ではありますが、自分の家族に対して発信するニュアンスが、不特定多数にも同じ意図で伝わることはないという認識は有効でしょう。