マルチ商法の魔の手をかわした「毅然とした対応」
席に戻ると、机いっぱいに壺やら水晶やらブレスレットやらのカタログが開かれていました。
長い説明を聞いたあと、契約書を何枚か取り出してきて「お好きなものにサインをお願いします」と言います。
よく見てみると、署名と捺印以外のところはご丁寧にも記入済みで、カタログ番号も書かれています。
選ぶと契約書にサインさせられるシステムなのでしょう。
初めからマルチかな、怪しいなとは思っていたので、「契約はしません、興味もないので帰ります」と言い、自分のコーヒー代を置いて出てきました。
録音した音声を興味本位で聞きなおしてみると、やたらと「契約いただくと幸せが訪れます」とか「生活の質がワンランクアップしますよ」とか曖昧な表現ばかりの説明でした。
そんなものには何の根拠もないんですけどね。
自分の意見をはっきり言える性格で良かったと、心から思いました。
意志の弱い人なら押し売りされてしまうかもしれないので、気をつけてほしいですね。
(30代・男性)
今回は、詐欺に巻き込まれそうになったエピソードについて紹介しました。
詐欺に巻き込まれないよう、最低限のお金の知識はつけておきたいですね。
文・fuelle編集部