◆役を勝ち取り、喜びで「信じられない!」と
――もともと浅野先生のファンだそうですね。
入野自由さん(以下、入野)「『おやすみぷんぷん』や『ソラニン』、浅野先生の作品はもともと大好きで、『デデデデ』も発売当初から読んでたんですが、完結してから一気に読みたくて待ってたんです。そしたら先にアニメ化が発表になって“これは、まずい!”と。“とにかく参加したい!”と、マネージャーに、手当たり次第にオーディションの話を探してもらったんです。そこから直談判に近い感じで受けさせてもらって決まりました」
――嬉しかったでしょうね。
入野「信じられませんでした。僕は作品に参加することが決まった瞬間が一番嬉しいんです。ワクワクしかないですから。実際にやるとなるといろいろ考えることも大変だったりするんですけど、決まった瞬間はとにかくただ嬉しい。『デデデデ』については、より、“信じられない!”という感覚でした」
――重要キャラクターに声をあてましたが、本編には中国語を話すシーンもありました。
入野「3ワードくらいでしたが、事前に音声が送られてきて、それをひたすら聞いて練習しました。3ワードですけど、その3ワードが命取りというか、なんとなくではダメで、ちゃんと自然に、ネイティブに話しているようにしないといけなかったので、現場に行ってからも正しいかどうか、すり合わせてやりました。
僕、耳はいいって言われる方なんです。それで韓国語、フランス語、スペイン語も本当に少しだけですが話せて、“発音がいいね”って誉められることがありまして。だから今回、自分のそういうスキルを生かせたなと思います」