3.他の家電のそば
電波の干渉が起きやすい他の家電のそばも、Wi-Fiルーターの置き場所にふさわしくありません。
特に、電子レンジやIHクッキングヒーター、コードレス固定電話、Bluetooth機器のそばに置くのはNGです。それらの家電はWi-Fiルーターと同じ周波数を利用するため、そこから発する電波とWi-Fiルーターの電波が強く干渉しあって通信が不安定になる現象が起きやすくなります。
また、周波数が異なる電波が出る他の家電も電波の干渉がゼロではありません。Wi-Fiルーターは極力家電から離して置きましょう。
4.床に置く
Wi-Fiルーターを床に置くと、電波が弱まる原因となります。その理由はWi-Fiルーターの電波の飛ばし方に起因しています。
Wi-Fiルーターは全方向に向けて弧を描くように電波を飛ばしますが、ルーターを床に置くと電波が床の断熱材に吸収されやすくなります。また、床に鉄筋が入っていれば電波が反射しやすくなります。いずれにしても電波が弱まる原因となってしまうのです。
それを防ぐためにも、Wi-Fiルーターは、床から1m以上の場所に置きましょう。
5.障害物の多い場所に置く
Wi-Fiルーターの置き場所として適さない場所は他にもあります。Wi-Fiの電波が飛ぶのを妨げる障害物が多い場所です。
たとえば家具の間などの狭い空間や物が散乱して見通しが悪くなっている場所など。Wi-Fiの電波を阻害する障害物が多いと電波が弱まって不安定になり、通信状態が悪くなります。Wi-Fiルーターは障害物の少ない見通しのよい場所に置くのが正解です。