東京沖縄県人会は、沖縄の伝統と現代文化が協演する「沖縄芸能フェスティバル2024」を、11月16日(土)に東京・文京シビックホール 大ホールにて開催する。
東京沖縄県人会について
東京沖縄県人会は、1956年に結成。当時、沖縄現地はもとより本土においても沖縄の復帰、土地の強制収用反対運動が高まるなか、東京沖縄県人会は沖縄現地の活動と連携して米政府および日本政府、国会に陳情する運動を繰り返した。
復帰後も膨大な軍事基地の縮小撤去を活動方針の一つに掲げつつ、次第に会員同士の親睦・交流にもウェイトが置かれるように。長年にわたり芸能フェスティバルなどのイベント開催を続けており、東京で沖縄文化を広める役割も担っている。
数百年の歴史が織りなす沖縄芸能を一挙に体験
「沖縄芸能フェスティバル」は、琉球舞踊や音楽といった伝統芸能ならびに沖縄ポップスの魅力を幅広く発信することを目的とし、毎年開催されている。
今年は、従来の公演より規模・内容ともにグレードアップした3部構成で開催。
公演は、昼の部・夜の部があり、「1部」昼の部 琉球舞踊・琉球民謡/夜の部 琉球舞踊・八重山古典音楽・八重山民謡、「2部」人間国宝 大湾清之氏、「3部」現代版組踊・沖縄ポップスという構成になっている。
1部は昼・夜で違う演目を楽しめる
「1部」では、東京琉球舞踊協会をはじめとする沖縄伝統芸能継承者が大集結。首都圏の沖縄芸能の粋を集めた、数々の舞踊と音楽を堪能できる。
昼の部は、40人超で舞う琉球舞踊『四つ竹』による華やかで壮大な幕開け。
夜の部は、沖縄県指定無形文化財 八重山古典民謡技能保持者の伊良皆髙吉氏率いる「八重山古典音楽協会」による『舞踊斉唱・鷲の鳥節(踊)・鶴亀節』、
世界中で演奏活動を繰り広げる八重山民謡の第一人者・大工哲弘氏率いる「八重山うた大哲会」による『八重山民謡』が見どころだ。