なごや文化の祭典「やっとかめ文化祭DOORS」から派生した新イベント「ODORIBA(踊り庭)」が、名古屋・栄の「SLOW ART CENTER NAGOYA」で、10月25日(金)・26日(土)に開催される。

「ODORIBA」のコンセプト

かつて「庭」は、文化が生まれるところだった。自然に学び、人とモノが集い、混ざり合う。 時に、唄い、踊り、祈りを捧げる。 庭は、自然と文化のあいだで遊び、つながりを編む場だったという。


「ODORIBA」は、これからの文化のかたちを想像し、新しい世代の場づくりを目指すテンポラリーな実験区。「都市を、耕す。あいだで、遊ぶ。」をコンセプトに、都市のスキマに「庭」をつくり、新たな文化が芽吹く場所を創出する。

会場は、「PERFORMANCE」「MARKET」「SCHOOL」という3要素で構成される。

音と舞を楽しむ「PERFORMANCE」

「PERFORMANCE」では、音楽ライブと狂言を楽しめる。


10月25日(金)19:30〜は、SSWオキツさん、トラックメーカーyopecoさんからなる、名古屋発のポップスデュオsucolaが登場。オキツさんの作り出す独特で文学的なリリックと、様々な音楽に影響を受けたyopecoさんの作り出すトラックは、唯一無二のサウンドだ。


10月26日(土)14:00〜は、SoulflexのSax、Flute、Synを担当するKenTさんが、ソロ名義のrobeとして登場。2024年よりDJとしての活動を開始し、福岡、京都、名古屋、東京など拠点の大阪以外でも活動エリアを広げているアーティストだ。


10月26日(土)16:00〜16:30には、開放的な空間で繰り広げられる「青空狂言」を上演。狂言は、名古屋の歴史が紡いできた伝統芸能の一つで、庶民の日常生活を明るく描いた喜劇だ。

演目は『魚説法(うおぜっぽう)』。両親の追善や後生を願うために持仏堂を建立した檀家が、堂供養のために寺を訪ねたところ、住職は留守で、代わりに新発意(しんぼち=修行中の僧)が応対する。お経を習っていない新発意は、お布施欲しさに一計を案じて…。お経に魚介類の名前を洒落的に盛り込んで、さも堂々と唱える様子が見どころだ。

飲食や物販などの「MARKET」