正月の着物に合う女性の髪型

正月は着物で過ごしたい!初詣にも使えるおすすめの着物の種類は?
(画像=『lovely』より引用)

正月に着物を着るなら、髪型も着物に合うようにセットして、全体のコーディネートをバシッと決めたいものです。

どんな髪型が着物に合うのかチェックしていきましょう!

【ふわふわアップヘア】

正月に着物を着るなら、髪型も着物に合うようにセットして、全体のコーディネートをバシッと決めたいものです。

ロングの人におすすめの髪型が、ふわふわにカールした髪をアップした「ふわふわアップヘア」です。

全体的に甘い雰囲気になるので、アップするのに使用するアクセサリーは、かんざしなど和柄でまとめるのがおすすめです。

可愛らしくも、上品な雰囲気になりますよ。

【おだんご】

凛とした雰囲気でありながら、どこかほのぼのとした和風の髪型にするなら、おだんごスタイルが一番です。

おだんごスタイルのポイントは、トップにボリュームをもたせ、もみあげもすっきりまとめること。そうすれば、おだんご独特のやつれた印象を与えないでしょう。

丸顔さんは大きめのだんご、面長や逆三角さんは小さめのだんごにすると、全体的にバランスよく仕上がります。前から見た時に、きれいなひし形シルエットができているのがベストです。

【ポニーテールアップ】

後ろから見ると、うなじが見えて儚い色気が漂い、前から見ると、くるんと巻かれた髪がなんともキュート。フェミニンと可愛らしさが同居する髪型です。

作り方もとても簡単で、髪をひとつに結んで、アップでねじって止めるだけ。ストレートな髪もいいけれど、よりキュートに見せたいのなら、毛先にカールをかけておくことをおすすめします。

【おくれ毛】

着物を着る時の王道スタイルとも言える、おくれ毛を出した髪型は、横顔をゆるやかに流れ、大人っぽい日本美人を演出してくれます。

最初に十分過ぎるくらい、髪全体にボリュームを出してから、一度しっかりとまとめ、少しずつおくれ毛を出していくようにするのがポイント。

丸顔さんは前髪があると子供っぽい印象になるので、おでこ全開にすると、大人っぽさが加わるでしょう。

【カチューシャやヘアバンドでアップ】

ショートヘアでも、着物を着たなら何らかの髪型アレンジをしたいものですね。そんな時に役立つのが、カチューシャやヘアバンドなどのヘアアクセサリー。

和柄のかんざしを髪に何本か差すと、あっという間にキュートで大人可愛い髪型へと大変身!べっこうのバレッタでとめて、大人の雰囲気を漂わせるのもいいですね。

男性が正月に着る着物コーディネート

女性の着物と同じく、男性の着物も礼装とカジュアルなタイプに分かれます。

男性の着物を詳しくご説明いたします。

【正礼装】

女性の着物と同じく、男性の着物も礼装とカジュアルなタイプに分かれます。

女性の礼装(留袖や振袖)に当たる男性の礼装を「正礼装」と言います。

ですが女性と違って、男性が礼装を着るのは、結婚式の新郎、父親や仲人、また卒業式や成人式などの式典のみで、日常的に身につけることはほとんどありません。

正礼装には、第一礼装の「黒紋付き」と一般礼装の「色紋付き」があります。それぞれ読んで字がごとく、黒紋付きは黒地の着物、色紋付きなら黒地以外の着物です。いずれも紋付の羽織りと着物、そして袴を着用します。

黒紋付きでは足袋と羽織紐は白、色紋付きでは足袋は白が無難とされ、羽織紐は着物の色に合わせるようになっています。

また、黒紋付きも色紋付きも家紋があり、黒紋付きは家紋が5つと決まっています。

色紋付きの家紋は1つから5つとバラバラですが、紋の数が多ければ多いほど、格が上がるとされています。

【略礼装】

略礼装はお茶会やパーティー、友人の結婚披露宴といった、カジュアルな場で着られる男性の着物です。

大体は着物と羽織が基本セットですが、日常の普段着として着る分には、羽織は必ずしも着なければならないものではありません。

略礼装の素材は木綿や麻、ウール、ポリエステルといった物が多く、着物が初めての男性や、着用頻度が高い男性にはとても着やすいものだと思います。

略礼装は、正礼装に比べてファッション性が高く、初詣に自分なりにアレンジした略礼装で出かける男性も多いです。

略礼装の場合、着物の下に必ずしも長襦袢を着用する必要はなく、Tシャツやタートルネックを着用する男性も増えています。

略礼装は着物の色や帯に決まりはないので、自分なりのコーディネートを楽しめます。

男性が正月に着る着物の帯はどんなものがいい?

男性の帯も、女性と同じく種類があり、最もポピュラーなものは、「角帯(かくおび)」と呼ばれるものです。角帯の中でも、生地は高級感があって締めやすい、正絹の博多織物がおすすめです。

キリっと勇ましく、男らしく決めたいのなら、角帯が一番カッコよく見えますが、おうちでのくつろぎ着や近場への外出着なら、「兵児帯(へこおび)」という絞り染めされた帯もおすすめです。

兵児帯は子供用に作られたものなので、男性のタイプによって好き嫌いが分かれる帯です。着物でなく、薄手の浴衣になら使うという男性もいますね。

他にもポリエステルや綿の帯がありますが、いずれも締めにくく、形がくずれやすいので、着物初心者には不向きと言えます。最初からカッコよく決めたいなら、やはり角帯がおすすめです。

女性も男性も正月に着物を着て、初詣を楽しんで!

正月は着物で過ごしたい!初詣にも使えるおすすめの着物の種類は?
(画像=『lovely』より引用)

着物は普段着ない分なじみがなく、一見ハードルが高そうですが、洋服と同じように色や柄にバリエーションがあり、いったん着てしまえば、とても懐かしい気分を味わえるでしょう。

留袖や振袖、小紋、略礼装など、着物の種類をきちんとわきまえて着こなすことができれば、きっとテンションも上がるはず。

日本人として、一生に一度は着物を着て、初詣に出かけたいものです。今まで着物とは無縁だったあなたも、来年の初詣には着物を着てみてはいかがでしょうか?