近年の平手といえば、2022年のテレビ朝日系『六本木クラス』、昨年放送されたフジテレビ系『うちの弁護士は手がかかる』などメインキャストを務めたドラマでの演技が好評で、女優としての評価が業界の内外で高まっていた。

 『うちの弁護士は手がかかる』は新作スペシャルドラマと映画版の制作が決定していたそうだが、10月3日発売の「週刊文春」(文藝春秋)によると、平手側が最近になって「芝居の仕事はしばらくやらない」と降板を申し入れたという。いわば「ドタキャン」で、急きょ映画版は白紙になり、スペシャルドラマは平手抜きで撮影されることになるそうだ。

 この報道とアーティスト事務所であるクラウドナインへの移籍を踏まえると、平手は女優業を封印し、歌手路線に進みたいのだろうと推測できる。しかし、今のところ歌手としての需要があまり高くないことは新曲の売上が証明してしまっている。

 このまま歌手路線を進むのはいばらの道となりそうな気配。かといって女優業に回帰しようとしても、「ドタキャン」が大々的に報じられたとなると芝居の世界に戻るのも容易ではなさそうだ。気づいたら八方ふさがりという状況にならなければいいが……。