観客からは「自分の目で飛行する様子を見れてよかった」「撮った動画を孫にも見せたい」「自分も乗ってみたい」「自動操縦はまだ乗るのが怖い」など、様々な声が聞かれた。

この日は、実証飛行後に潮岬望楼の芝に隣接する南紀熊野ジオパークセンターで機運醸成イベントも開催。高校生による発表会も行われ、串本古座高校宇宙探究コースと同校CGS(Community General Support)部の学生11名が「高校生が考える空飛ぶクルマの活用とは」をテーマにプレゼンを行った。学生ならではの柔軟な発想で、農業、漁業など和歌山県の特性や観光資源を活かした活用への期待が語られ、参加した県民や事業関係者は熱心に耳を傾けていた。

「空飛ぶクルマ」のクイズ大会、VRで「空飛ぶクルマ」を体感するコーナーにも、たくさんの人が訪れた。

宮城県利府町でデモ飛行イベントを実施


また、宮城県から受託した「令和6年度空・陸次世代モビリティ実証調査・情報発信業務」の一環として、9月29日(日)に宮城県利府町で次世代空モビリティ「空飛ぶクルマ」のデモ飛行イベントを実施。

当日は、東北地方で初めて一般公開となった「空飛ぶクルマ」を一目見ようと宮城県利府町のグランディ21・キューアンドエースタジアムに集まった約600名の一般の人々が見つめるなか、「空飛ぶクルマ」が1回あたり約4分間、有人飛行で2回、無人飛行で2回の飛行を披露。この日のデモ飛行は無事に成功した。

このデモ飛行は、宮城県での自動車関連産業のさらなる集積・進化・発展の実現を目指し、ものづくり人材のすそ野を広げるとともに、「次世代空モビリティ」の実証調査・情報発信を通じて、地域社会と宮城県民の次世代モビリティに対する受容性の向上を図ろうと実施された。

デモ飛行を見た観客やブースに来た人からは、「実際に空飛ぶクルマに乗ってみたいですね」「VR体験は実際に飛んでいるみたいでした」などといった声が聞かれた。