コートの定番中の定番、トレンチコート。付属のベルトは「バックルに通すと脱ぎ気が面倒」ということで、いつも同じ結び方ばかりだという方も少なくないと思います。そこで今回は、トレンチコートの起源や着こなしと共に、ベルトの結び方アレンジなどを紹介。トレンチコートを上手に着こなすコツを見つけてみましょう。

 

|トレンチコートの起源と魅力

肌寒い季節、出勤時や普段のお出かけにも活躍してくれるトレンチコート。トレンチコートは英国の軍用コートが起源で、防雨・防寒の機能に優れているのが特徴で、有名ブランド「Burberry(バーバリー)」や「Aquascutum(アクアスキュータム)」は当時の開発に大きく関わっていたと言われています。

トレンチコートは洗練されたデザインで、アレンジ次第でフォーマルからカジュアルまで幅広いおしゃれを楽しむことができるのが最大の魅力。 中に合わせる服を変える、襟元にスカーフで差し色を入れる、スカートの裾を見せる、靴やブーツとコーディネートする、袖のベルトを締めて着るなど、さまざま着こなせますし、丈や色柄、生地などのデザインも多様です。

 

|印象いろいろ!トレンチコートのベルトの結び方6パターン

トレンチコートを着るときの簡単なアレンジ方法は、ベルトの結び方を変えることです。 ベルトの結び方ひとつで、コーディネート全体のシルエットやバランスが変化して、目線も変わります。 ここからはトレンチコートのベルトの結び方を紹介していきます。その日の気分やコーディネートに合わせてみてください。

 

ベルトの結び方(1)フロントリボン結び

フロントにくるリボンがアクセントになって可愛らしくキマります。 普通の蝶結びですが、リボンがひっくり返らないようにするのがポイント。作り方は、まずベルトループにベルトを通し、前の中央から横に少しずらしてベルトを交差。続いてベルトの剣先をバックル側の下から通します。そして、バックル側を2つに折って剣先を上にかぶせ、剣先の途中を折って輪っかに差し込み、リボンの形を作って形を整えます。

 

ベルトの結び方(2)フロント固結び

前で締めるので外出時もささっと簡単にできる定番のおしゃれな結び方です。

(写真=coca)

作り方は、まずベルトループにベルトを通し、前の中央をずらしてベルトをクロスさせます(このときバックル側を短めにしておく)。次に、剣先をバックル側の下から通します。そして、剣先を交差部分に被せて輪っかを作って、剣先を2つに折って輪っかに入れて引っ張って形を整えます。

 

ベルトの結び方(3)1つ結び

シンプルですぐに結べて、外出先で脱ぎ着したいときにも便利な結び方。 シンプルかつナチュラルに着こなすことができるが特徴で、まっすぐにベルトを垂らすときれいに見えます。

(写真=coca)

作り方は、まずベルトをベルトループに通して前の中央からずらして、ベルトを交差させます。そして、一度結んでキュッと縛るだけでOKです。