◆加藤浩次は山本圭壱を熱く叱責
児嶋さん以外にも相方が何かしらやらかしてしまい、世間を騒がせたり謹慎や活動休止に陥ったりした経験を持つ芸人は数多くいます。
長年一緒に活動してきた相方が問題を起こしたショックに加えて、自分は何もしていないのにコンビやトリオでの活動ができなくなる迷惑、どの現場に行ってもその話題に触れられ対応に迫られるなど、かなりの不都合に見舞われることになるのは必至。しかしそのやらかされたときの上手な切り替えしや誠実な対応、さらには自分のキャラや個性を出すによって、その後のピン活動や復帰後の相方にも大きく影響してくるでしょう。
たとえば極楽とんぼの加藤浩次さん。相方の山本圭壱さんは17歳少女に対する強姦容疑で書類送検(のちに示談成立し不起訴処分)され、吉本興業との契約解除(のちに復帰)以降、芸能活動を行っていませんでした。
そんななか2016年に『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系列)で10年ぶりに地上波復帰した際には「普通に戻れるなんて当たり前じゃないからな」と情け容赦のない態度を取っていたのは記憶にある人も多いのではないでしょうか。
周囲がいくら復帰を望んでいても、山本さんを思う気持ちが人一倍あるからこそ誰よりも熱く叱責する姿は加藤さんらしい男らしさや正義感を体現していました。
◆インパルス板倉「あいつはもう死んだ」突き放しキャラに
また、インパルスは、堤下敦さんが度重なる交通事故や車関係のトラブルを起こしたことからコンビ活動がパタリとなくなりました。
相方の板倉俊之さんは、番組内で堤下さんの話題が出ると、「あいつはもう死んだ」、「キングコングに入ったと思ってる(注:堤下とカジサックことキングコングの梶原雄太は非常に親しい関係でYouTubeでコラボなど行っている)」と無表情で語るなど、冷徹に突き放す姿勢を貫いてしています。