沖縄県那覇市のヴィーガン子ども食堂「ゆいまーるひろば」は、活動費用の一部を補うために、CAMPFIREでクラウドファンディングに挑戦している。

「ゆいまーるひろば」の思い


「ゆいまーるひろば」は、ヴィーガンの食事と憩いの場を無料で利用できるヴィーガン子ども食堂。あたたかいご飯と、子どもたち・保護者たちが安心して過ごすことのできる居場所を提供することを目的としている。

おもちゃや文具が用意された遊び場、保護者が団欒・相談できるソファースペース、みんなで食事をとれる食事スペース、様々な職業や年齢のスタッフとの交流、セルフ形式の飲み物、栄養士監修の手作りヴィーガン弁当、食育や物作り・クッキング・ダンスなどの体験イベント、地元の青年会によるエイサー演舞、問題解決に必要な情報や機関の紹介、これらすべてを無料で提供する。

「ゆいまーるひろば」では、貧しい人が来る場所ではなく、楽しいから来る場所であることが今の子ども食堂のかたちで、そのかたちが、本当に必要な人に助けを届けることにも繋がると考えている。そして、ここでの様々な体験がきっかけとなり、子どもたちや保護者が夢を持ったり、この先何かを乗り越えることに繋ればとの思いで活動しているという。

クラウドファンディング挑戦の背景


今回「ゆいまーるひろば」がクラウドファンディングを実施するのは、多くの子どもたちが必要としている居場所を守るためだ。

子どもたちの健全育成、貧困問題の解決を目指し活動している「ゆいまーるひろば」は、運営を始めて4年目となった。地域の人々のかけがえのない大切な居場所、子どもたちが気軽に行ける必要な場となってきたことを喜ぶ一方で、今の人員や予算では、お弁当の数に限りがあること、必要とする人に助けが届いていないことが課題になってきているという。

子ども食堂は、個人の自主的な取り組みで運営されているが、「ゆいまーるひろば」では、子ども食堂の運営を支援するのは本来行政であるべきだと考えている。しかし、現実的には公的な制度などが整備されておらず、支援が行き届かないため資金難に直面する子ども食堂が多くあるという。