社会に出たばかりのころは会社の上司や先輩にならって仕事を進めるだけで手一杯……でも仕事に慣れてくるにつれ、「もっと上を目指したい!」という思いが芽生えてくる人も多いでしょう。そこで今回は、「デキる男・デキる女」になるための必読書をピックアップしてご紹介。20代のうちに読んでおくことで、早いうちから高い意識を持って仕事に挑むことができ、将来の可能性がぐっと広がるかも!
岸見一郎・古賀史健著『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社)
フロイト、ユングと並んで心理学界の三大巨匠にカウントされるアルフレッド・アドラー。「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言するアドラー心理学の特徴は、対人関係を改善するための具体的な方法を提示しているところ。
しかも本書はアドラーの教えをよりわかりやすく伝えるべく、哲学者と青年の対話形式によって構成されているので、読みやすさも抜群。現在、人間関係に悩んでいる人もそうでない人も、アドラーが提示する解決策を頭に入れておけば、ビジネスだけでなくプライベートでの交流関係も円滑にまわりそうです。
佐藤航陽著『未来に先回りする思考法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
著者は、フォーブス誌による「日本を救う起業家ベスト10」にも選ばれた、株式会社メタップス創業者の佐藤航陽氏。15歳頃から自己流の商売で生活費を稼いでいたという佐藤氏は、弁護士か政治家になりたいとの思いから早稲田大学法学部に入学。しかしその後「日本の政治や経済の仕組みを変えるには事業で成功することが近道」と気づいて方向転換したといいます。
成功するために必要な「未来を見通す力」。その力を養うためのアドバイスとなるのがこの一冊です。これから起業したいと考えている人にとっては、特に参考になる本だといえるでしょう。
堀江貴文著『ゼロ―なにもない自分に小さなイチを足していく』(ダイヤモンド社)
かつてホリエモンの名をニュースで見ない日はありませんでした。しかし2006年に逮捕され、その後メディアに彼の名が出ることはないと思っていた人も多くいました。ところが・・・出所後ホリエモンは以前にも増して精力的に活躍!
何冊も本を出版、さまざまなビジネスを展開し、SNSを活用しては炎上した回数は数知れず。叩かれて批判され、何もかも失ってゼロになっても、またイチへと向かって歩み始める強さが彼にはあります。
その強さはどこからきているのか?なぜ、すべてを失ってもまた新しいものを生み出すことができるのか?孤独と向き合う強さを学びたい人には、必読の一冊です。