7. 八幡堀
お堀に沿って石積みや白壁の土蔵が立ち並び、その景観の美しさから映画や時代劇のロケ地にも使用されている八幡堀。豊臣秀次が八幡堀と琵琶湖を繋いだことにより、多くの近江商人が行き交う商いの町としてさらに栄えたという歴史を持ちます。
4月から11月頃までは遊覧船による水郷めぐり・八幡堀めぐりも実施。運航会社が6社あり、会社によって発着場所や巡るエリアも変わりますので、情報を確認して乗船してみてくださいね。
また5月中旬〜6月中旬にかけて、八幡堀遊歩道には花菖蒲が咲き誇り美しい風景を見せてくれるので、船上から眺めたり散策するのもおすすめですよ。
8. 浮御堂
琵琶湖に浮かぶ「満月寺 浮御堂(うきみどう)」は、琵琶湖を象徴する絶景のひとつ。近江八景「堅田の落雁(かたたのらくがん)」としても知られており、この美しい景観は松尾芭蕉はじめ多くの歴史上の人物たちに愛されてきました。
平安時代、天台宗の高僧・源心僧都(げんしんそうず)が湖上安全と衆生済度を祈願し、一千体の阿弥陀仏を安置するために築いたのが起源とされています。現在の建物は昭和12年(1937年)に再建されたもの。昭和57年(1982年)にも修理が行われました。琵琶湖ドライブの途中に立ち寄って、参拝したいですね。
9. 旧竹林院
延暦寺の門前町として栄えた坂本に、今も数多く残る里坊のひとつ。里坊とは延暦寺の僧侶の隠居所で、旧竹林院は、八王子山を借景にした3,300㎡の回遊式庭園の美しさで知られています。春には青もみじ、秋には紅葉が、黒いテーブルにリフレクションする絶景が見られることでも人気です。
この庭園は国の名勝にも指定されており、紅葉の時期のライトアップも必見。庭園を眺めながらお菓子付きのお抹茶もいただけるので、ドライブの途中でのんびりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
10. 北向岩屋十一面観音
東近江市の猪子山(標高268m)山頂にある厳窟内に、石造りの観音像が祀られている北向岩屋十一面観音。奈良時代に安置されたものといわれており、古くから地域の人々の信仰を集めています。
付近には展望台があり、以前は夜景スポットとして人気でしたが、近年は水が張られた田んぼの夕景が絶景だと密かに人気を集めています。ふもとにある猪子山公園は桜の名所としても知られているので、春のドライブにおすすめですよ。