「C02 肉色モンスター」は、シアーなスモーキーピンク系。微かにくすみがあることで甘くなりすぎず、肌に透明感を与えます。

「C03 枝化モンスター」は、シアーなブラウンオレンジ系。黄味と赤味のバランスがいいブラウンオレンジで親しみやすい印象に仕上がります。

ケイトリップモンスター
スウォッチ画像は腕に直塗りで3度塗りしたもの
 1度塗りだと淡くそれぞれの色の違いがわかりにくいので、素の唇の血色感に仕上がりが左右されるところと言えます。しかし、直塗りで3度塗りすると、それぞれの色の特徴が顕著になる印象です。

◆使い慣れない色や苦手な色にも挑戦しやすい

シアーな発色のリップをまとう最大のメリットは、使い慣れない色や苦手な色でも比較的挑戦しやすいことにあると感じます。シアーなブラウンオレンジ系の「C03 枝化モンスター」は筆者が最近苦手とするカラーですが、実際にまとってみると似合わない印象はなく、かえって新鮮でした。

ケイトリップモンスター
スウォッチ画像は腕に3度塗りしたもの、リップのタッチアップ画像はリップブラシで3度塗りしたもの
 直塗りすると発色を強めにできるので、仕上がりの好みで塗り方を変えるのもひとつの手です。その特性を活かして他のパーツのメイクとバランスを取ったり、好みの発色を楽しんだりできるのが「リップモンスター クリアトーン」ならではの楽しみ方だと感じました。

 マンネリメイクから脱していつもと違うメイクを楽しみたい方や、いかにもメイクしましたという仕上がりが苦手な方、メイクの濃さによってリップの仕上がりをうまく変えたい方はぜひチェックしてみてください。

<文・撮影/遠藤幸子>

【遠藤幸子】

美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachiko_en