ササッと作っているように見えるのに、なぜかおいしい料理を作れる人たち。料理が苦手な人からすると、まるで魔法でも使っているように見えます。

料理上手さんだけが知っているコツが、実はなにかあるのでしょうか? 自炊の腕を上げるポイントを、料理が得意な人たちに聞いてきました。

①食材の特徴を確認

「食材によって、火の通りやすさや味の染み込みやすさが変わるので、食材の特徴を知っておくと料理の成功率が上がりますよ! 生煮えや生焼けが怖いとつい火を通しすぎてしまうけど、サッと炒めるだけのほうがおいしい食材もありますから。

ほうれん草なんかは、あまり煮てしまうとクタクタになってしまいますよね。食材によって、早めに炒めたほうがいいもの、少ししてから鍋やフライパンに入れたほうがいいものがあるんです。

最初はわからなくても、火を入れる順番が書いてあるレシピのほうが多いと思いますよ。レシピ通りに作るうちに、野菜の特徴も少しずつわかってくるんじゃないでしょうか」(30代・女性)

②計量をしっかりと

「とにかくレシピ通りの分量で! を声を大にして言いたいです。家族の中で私だけが料理好きなんですけど、なぜか弟や母はレシピ通りに作らずにいつも失敗するんですよ。

調味料を目分量で入れたり、レシピにない調味料を隠し味として入れたり。料理の腕に自信がないときは、無理に隠し味でおいしくしようとしないほうがいいですよ。

調味料の量だけではなく、使う肉や魚、野菜の量も要確認。弟が作ると、調味料はレシピ通りなのになぜか具材を足して、そのせいで味が薄味になるので…料理にオリジナリティを出すのは、基本の味が作れるようになってからでいいと思います」(20代・女性)